9月28日:天神さんから西山天王山駅へ

9月28日(火):天神さんから西山天王山駅へ

 

 今日は定休日。歩きに出る。体を動かさないと。でも、人の多い所は避けないと。

 ということで、僕のチョイスは長岡天神だ。天神さんにお参りだ。信仰心はゼロだけれど、お散歩がてら参拝する。

 この辺りに来たらヨドニカ文庫にも寄らなければ。ということで、先にそちらに寄る。要するに古本屋さんだ。そこで古書を物色してから参拝である。

 天神さんはほとんど人がいない。三密の心配がもっとも不要な場所だ。本には金を出すくせに、お賽銭は出し渋って、それで「かしこくなりますように」などと願かけるという、たいへん自分に都合のいい参拝である。

 

 天神さんを出る。その前を走っている道路はどこにつながっているのだろうと思い、その道を高槻方面に向かって歩き始める。

 なかなか静かでいい所のように思えた。交通量もそんなに多くなく、歩道の幅も広くて快適に歩けた。静かな住宅街のようだが、ちょっと駅からは遠いかな。

 そういえば、一服したいなと思っていたところだ。デイリーヤマザキが見える。店頭に灰皿が置いてある。こりゃラッキーと、そこで一服。でも灰皿を使うだけでは悪いので、店内に入って買い物を。

 雑誌を一冊、それにパン一個と缶コーヒー、タバコも買っておく。計四点だ。店員さんがレジを打つ。僕は「四点買ったけどちゃんとレジ打った?」と尋ねてしまう。というのは、その店員のオネエさんが実に早業でレジスキャンしたものだから、ちゃんと打てたのかどうか心配になったのだ。余計な心配だった。

 店頭で、雑誌をめくりながら、パンを食する。このお店で焼いているパンであるらしい。塩チーズパンだ。歩いて汗もかいたので塩気のあるのが美味しかった。再び、タバコを一服、買ってきた雑誌もパラパラと目を通す。

 買ったのは「プレシデント」というビジネス雑誌だ。特集が悪口をいう職場の人間ということなので、興味本位で買ってしまった。ちゃんと読んでないけれど、そういう人間とは距離を取れという、至極当たりまえのことが書いてあるようだった。800円近く支払って買ったことをチョイ後悔し始める。

 

 再びウォーキング開始。そのまま一直線に歩いているとなんか複雑な気配が。高速道路のインターチェンジになっていて、歩道は歩道橋につながっている。歩道橋を上がる。左手に向かうと駅に出るらしいので、その方向に歩く。しばらくして駅に着く。阪急の西山天王山駅だ。

 なるほど、こうなっているのかと、僕は感心した。この歩道橋は各方面から駅につながっているのだ。駅に行くのに、信号待ちもなければ、バイクや車との接触も起きない。いい設計だなと思った。

 さて、駅に着く。こちら側にはない。ぐるりと回って駅の反対側に行く。ないかないかと探す。あった。トイレである。観光案内所のような所の奥にトイレがあった。実は最前から催していたのだ。そのために駅内に入るのも憚られたので、ちょっと探してみたのだ。用を足すともう怖いものはない。もう少しこの辺を歩こう。

 こちら側はバスロータリーなんかもあり、視界が広がる感じである。タッチパネル式の掲示板(どういっていいのか)が設置してあり、近所の見所や名所なんかを知ることができる。一度、じっくりこの近辺を歩いてみてもいいなあと思った。身近なところでも知らない場所がたくさんあるものだ。

 駅から少し歩く。道路沿いに公園がある。ベンチがあるので少し休憩。その奥にコンビニがある。ファミマだ。用事もないけど入ってみる。なかなかイビツな形の店内だ。もともとあった建物をそのまま使用しているのだろう。駐車場を少し削って店舗にすればもう少し広い店内になっただろうに。

 何も買わずに出るのもアレなので、新聞を、日刊ゲンダイを買って店を出る。もう少し歩いてもいいのだけれど、一応、今日の規定量は歩いたので、帰宅の途につく。

 西山天王山駅か。今後、僕のウォーキングリストに入りそうだ。

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

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