9月21日(水):現在進行形で書く
さっき、9月20日分を書き終えたところだ。これもまた9月15日に書いている。すでに5日分ぶっ続けに書いている。これだけまとめ書きをするのは、夏休みの宿題の日記以来ではないか。でも、40日分まとめて書くことに比べれば、6日分まとめて書くなんてまだ可愛いものだ。
昨日まで(さっきまで)「高槻カウンセリングセンター誕生秘話」シリーズを書いてきたけど、あんまり一つのテーマを連日で書き続けると、いかにも1日で書きましたということが見え見えな感じがする。だから今回は違ったことを書こう(そういえば、小学生の頃もそんなこと考えて裏工作していたっけ)。今日は何のテーマも決めずにダラダラと現在進行形で書いてみよう。
今、僕の目の前には、僕の女性友達が座っている。さっき、彼女が「何を書いているの?」と僕に興味を示した。僕は「ブログを書くことになってね、それで今書いているの」と答える。彼女は「そのブログ、読んでもいい?」と尋ねるので、僕は「絶対に読んじゃダメ」と念を押しておく。こうして僕のブログ読者が一人減る。いいことだ。彼女の貴重な人生の時間を僕のブログごときで浪費する必要はないのだ。
僕自身は、あまり人のブログを読んだりしない。過去において、芸能人のブログなんかを読んでみたことはある。だけど、あんまり面白いとは思わない。なんか、どうでもいいようなことがダラダラと書いてあって、それで「ああ、ブログというのは、こうしてどうでもいいようなことをダラダラと書けばいいのか」という認識をしてしまっているのだ。そして、僕のこのブログもそれに従っている。
彼女がCDをかける。ナット・キング・コールのCDだ。ちょっと意外な感じがする。「珍しいね」と僕が言うと、「こういう雰囲気の曲が好きだ」と彼女は答える。僕には甘ったるすぎて、眠たくなってしまう曲集だ。音楽の趣味でさえ、彼女とは合わないのだなと僕は感じている。
僕の女性友達の携帯が鳴った。メールだったようだ。彼女が携帯を開いて確認する。僕は涼しい顔をしてブログを書いているけれど、けっこうチラチラと横目で観察してしまっている。うーむ、このいやらしい性格を何とかしないとイカンなと思う。
彼女は今日、通販でスーツを買ったらしい。「いつ着ようかしら」と彼女は僕に打ち明ける。今の生活で彼女はスーツを着る機会がないのだ。僕は答える。「そんなの簡単や。僕と一緒に歩く時に着ればいいんや。二人ともスーツ姿で歩くんや」と。そして、「なんちゃって社長と社長秘書プレイをしよう」と僕は言った。彼女はジョークだと受け取ったらしい。僕は真面目に言っているのだけど。
うーむ、ダメだダメだ。テーマがないとオノロケ話になってしまう。ダラダラ書くと、本当にダラダラしたものを書いてしまう。ところで、このブログ、読む人がいるのだろうか。読んだ人からお叱りが来るのじゃないだろうか。やはり明日からはダラダラの中にもテーマを持たせようと思う。今日の試みは失敗だった。
外は雨。台風の影響だ。被害に遭っている方々もたくさんいらっしゃるようだ。今朝もニュースでその映像を見てきた。自然に対して人間はあまりに無力であると思うし、生きている限り、こうした苦難や不幸から自由になることはないのだろうと、僕は尽々そう思った。(最後の段落のみ当日書きました)
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
いよいよ女性友達がこのブログに登場するのか。後々、僕はこの女性友達のことで大いに苦しむことになる。それでも、いろんなことを彼女から、あるいは彼女との関係から経験させてもらい、学ばせてもらったとは思う。
ブログを数日分ぶっ続けで書いたのは、当時、最初はできるだけ毎日公開してくださいと念を押されていたからだ。だからストックを持っておかないといけないと考えていたわけだ。
(平成28年11月)