9月2日:トランス状態 

9月2日:トランス状態 

 

 夜勤明けのキツイ一日だった。日曜の朝起きて、今日の晩まで、それこそ一睡もしていない状態だ。 

朝の4時頃だった。頭がクラクラして、ひどいめまいに襲われた。朝までもつだろうかとひどく心配になった。なんとか朝までこなす。 

夜勤を終えると、そのまま高槻へ出る。職場に入室したら、とにかく仮眠を取ろうと決める。でも、入室したらしたで、やることがいくつもあり、それらをやっているうちに睡魔はどこかへ行ってしまった。眠いことは眠い。でも、眠れないという不思議な感覚である。 

面接は今日は入っていない。最近、月曜日はヒマである。その代り、月曜日は原稿や記録を書いたりして過ごすことが多い。先週の面接テープを聴き直したりするのも月曜日と決まっている。 

朝食は6時半ころに軽く食べた。昼食は何も食べる気がしない。お腹は空いているのだけれど、食べるのがどうにも億劫に感じられてならないのだ。結局、15時ころに近所のラーメン屋でラーメンを食べた。食べるなら麺系を欲していた。 

20時に職場を後にする。借りていたDVDも返却しないといけない。延滞している。返却日に雨が降って、出歩く気分にならなかったのだが、そのままズルズルと延滞してしまったのだ。 

そのレンタル屋が家から歩いて30分ほどかかる所にある。運動も兼ねて入会したのだけど、この徒歩時間がけっこう億劫感を惹起するのだ。今日は、駅からバスに乗って返却した。とても歩く気力がなかったのだ。 

返却後、コンビニに入り、飲み物を買う。店頭で飲みながら、さて、帰りをどうするかを考えている。帰りのことなど考えていなかったのだ。歩くか、再びバスに乗るかで迷う。バスだと、時間が遅いので、待つことになりそうだった。待っているというのもしんどいなと思い、帰りは徒歩に決めた。 

そうして30分かけて歩いて帰宅したのだけど、帰宅してすぐに寝るのかというとそうでもない。こういうブログをダラダラと書いて過ごしてしまう。非常に睡魔に襲われているのだけれど、極限まで起きてやれという気持ちもある。 

しかし、なんだろうね、あの寝不足の時に感じるぼーっとした瞬間。すごく辛いのに、どこか心地良い感じ。フワフワ漂っているような感覚に僕は襲われる。 

実は、僕は「意識のトランス状態」と言われているものがどういう状態なのかをよく分からないでいる。でも、この感覚は「トランス状態」なのかもしれない。それも、きっとだけれど、軽いレベルでのトランスなのだろうと思う。こういう状態にある時に、解離性の症状が出現するのだが、僕は今の所、交代人格が現れることもなく、離人感に襲われることもなく来ている。まだ、僕の中でリアリティ感覚が維持されているからなのだろう。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

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