9月15日(木):いろいろあった日
昨日は具合が悪くて休んだ。その分、今日の予定がてんこもりとなった。
午前中に外回りのことをやる。支払い関係のことも済ませる。何度も行き来して済ませる。ただ、一件、イレギュラーなことが起こり、その一件だけ難渋した。
もう一件、面倒なことに業者に連絡することになったが、この連絡は明日に回すことにした。今日はその時間が確保できなかった。
お昼は、最近では滅多にないことなんだけれど、外食した。以前、よく通っていた居酒屋がお昼は定食をやっていて、久しぶりにそこで食べる。店頭にバイト募集の張り紙がしてあった。バイトしようかなと思ったりもした。
午後の遅い時間に再び職場入り。そこから勉強しようと思ったが、電話や来客で手を取られることになった。
IT屋とも連絡がついて話が進みそうである。ただ、打ち合わせとかは面倒なので御免こうむりたいところである。すでに一度打ち合わせをしていて、それで十分じゃないのかと僕なんかは思うのだけれど、彼らは再度打ち合わせを求めてくる。
HPのことなんだけれど、僕にはまったくイメージも湧かない。彼らに丸投げしたいのである。どんなふうにしたいとかいうのもない。以前のHPと同じような感じになるといいと思っているくらいである。その以前のHPあればそれを見てもらって、こんな感じにしてほしいと伝えることもできるのだけれど、それが存在しないので面倒なことになっている。
まあ、いい。少しずつ前に進めばいい。正直に言えば、新しいHPの開始は少し遅めになってくれる方がありがたい。
来客の一人は家主さんだ。現在の家主さんの奥さんである。どういうわけかお茶をいただいた。
来訪の要件は建物の入り口に防犯カメラを設置したということの報告である。わざわざ報告しなくてもいいのにと思ったのだけれど、どうも僕の様子のうかがいも兼ねていたようだ。
最近、僕が休むことが多いこと、並びに、以前よりも早い時間に退室することで、なにか心配になったのだろう。普段、この奥さんはこの建物に居ないので、僕がいることで安心できていたようだ。
そういえば、二階も不定休だ。経営が厳しいのではないかと思う。仕事のある時だけ開業しているという感じがしないでもない。その辺りは僕も似たようなものだけれど、お互いにこの苦境を乗り越えていきたいと思っている。
夜はアルバイトだ。少しだけ時間があるので、近所のパチンコ屋の喫煙場で休憩する。
いつもの呑み屋のマスターが通りかかる。少しだけ一緒にお喋りして過ごす。この呑み屋、今日は定休日だ。マスターはどこかへ飲みにいくのだろうと思ったのだけれど、案の定だ。
アルバイトの前に一回帰宅。荷物を置いておきたかった。
バイトの話は省略しよう。この二つ目のバイトはまだ体が慣れていない。いや、正確に言うなら心がまだ慣れていない。体の慣れと言われるものは、本当は心の慣れなのである。慣れると、気分が乗らなくても、現場に行ったら自然と体が動くようになる。まだその境地にまでは至っていないということだ。
勤務が終わる。あることを思い出す。
バイト先の近くにバーがある。そのバーの人と今後出会うかもしれないので、そこでバイトしている旨を知らせておこうと思った。
普通、ここでバイトしてるねんなどと言うと、だから来てねという意味だ。僕の場合、ここでバイトしているから来ないでねという意味だ。働いている姿はあまり見られたくないと思っている。
このバーのママさんが言っていた。この店も開店して9年になる。その頃に僕がよく通っていたということである。
当時のスタッフとママさんは今でもラインでつながっていると言う。僕のことを言うと、スタッフさんたちはみんな僕のことを覚えていると言うのである。
もう会うこともなく、9年も過ぎたのに、今でも僕のことを覚えていてくれているというのは嬉しい限りである。それだけ好かれていたのだと思うことにしよう。
いや、実際そうなのである。人は好きな人のことを覚えているものなのである。嫌いな人のことは案外すぐに忘れるのである。嫌いな人なのに覚えているという場合、他の感情が含まれていることが多いように僕は思う。
そのバーで二杯飲んで帰宅。今日はいろいろあった一日だった。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)