8月20日:ワイドショー日和

8月20日(火):ワイドショー日和

 

 明け方頃までサイト原稿を書いていた。4時か、5時近かったかもしれない。そこから少し眠る。8時ころに起床する。ワイドショーなんかを見ながらのんびり過ごす。

 

 煽り運転をして、相手の運転手を殴りつけた男性の事件を見る。同乗していた女性も幇助の罪で起訴されたか逮捕されたか、そんなことを言っていたな。

 この幇助した女性が言うには、テレビでは自分たちが一方的に暴力を振るったように見えるけれど、相手の運転手の方が危ない運転をしたのだ、とのことだった。僕が思うに、この女性は認識次元が低く、掲げているのは子供の理屈なのである。あの個人制裁が罪に問われていることが理解できないのだ。制裁することになった出来事の善悪ではなく、あの制裁行為に罪が問われているのである。彼ら二人のその他のエピソードでもそうなのである。個人制裁が問題になっていることが彼らには分からないようだ。男性の影響もあるのだろうけれど、どうもこの女性自身にもそういう傾向があるようだ。

 

 あと、一年後に控えたオリンピックネタも多い。トライアスロン会場の水質がひどいとのことだ。これは台風なんかの影響らしいのだけれど、いささかズサンな感じがしないでもない。東京でオリンピックをやること自体、無理なのだ。

 ところで、このオリンピック、本当に開催できるのかね。開催はできるだろうけれど、それまでにどれほどのお金がかかるのだろうか。僕は絶対に観ない、観戦しないと決めている。今でもオリンピック開催には反対である。

 現地の観戦チケットはどれもけっこうな高額であるらしい。開会式や閉会式になると、入場料が桁違いに高いらしい。これって、おかしくないだろうか。富裕層しか愉しめないイベントではないだろうか。入場料を取るのは必要なことだけれど、ある程度の限度はなければならない。ある程度の収入のある人であれば手の届く程度の額でなければならないと思うのだ。そして、希望者が多く、チケットが足りなければ、公平に抽選すればいいと僕は思うのだ。

 スタッフはボランティア頼りだ。無償の労働力を当てにしているわけだ。真夏の猛暑の中で、無料で働いてくれるという人に期待しているのだ。能天気な人たちである。気前よく働いてくれる人が何百人もいると考えているのだ。開催・実行のために働いてくれる人たちなんだから、きちんと時給を出さなければならない。そうでなければ、それは搾取でしかない。喜んで搾取される国民がいると彼らは期待しているようなものである。絶対にあんなボランティアに入ってはいけない。

 このオリンピックというもののルールを僕は知らないので、何とも言えないのだけど、開催国がシーズンを選ぶことはできないのだろうか。どうしていつも真夏に開催するのだ。春先とか、秋口にずらしてはいけないのだろうか。猛暑の時期で、集中豪雨や台風も発生しやすい、そんな時期にわざわざ国際的なイベントをやるのだから、どうかしてる。

 

 日本はやがて、株が暴落して、リーマンショック以上の不景気に見舞われるだろう。アメリカと中国の動きで影響ないしは決定される。CMでも海外株投資のものを見ると、やはり、不景気が来るという確信につながる。

 不景気が予測されるのであれば、その不況の対策なり準備なりをしていきたいところであるが、日本はオリンピックだと言って、ジャブジャブと湯水の如く金を使うのだ。オリンピックやって破綻する国の一つに日本もなる。そこに不況が来れば、再起不能である。日本撃沈も間近に思えてくる。

 僕の厭世観も手伝っているだろうし、心的投影物を通して見ているかもしれないけれど、日本は長くなさそうな気がするのだ。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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