8月15日:毎日こんな感じ 

8月15日(水):毎日こんな感じ

 深夜2時半頃、引きつるような足の痛みで目覚める。先週から悩まされている右足の土踏まずから足首にかけての痛みだ。取りあえず、鎮痛剤を服用する。

 朝、起きた時、痛みはまだ激しく残っていた。一昨日よりも昨日がひどく、昨日よりも今日はもっとひどくなっている感じだ。

 職場に行く前にもう一度鎮痛剤を飲んでおく。

 右足は痛いくせに、いつものように左足のリハビリ運動は欠かさなかった。

 昼前に職場入り。大掃除をする予定だったが、痛む足のためにどうすることもできなかった。

 座ってできるようなものだけを掃除した。電話、ラジカセ、掃除機など、普段掃除しないものを掃除した。けっこう汚れていた。

 それ以外の時間は本を読んで過ごした。もしくは原稿を書いていた

 座っているのもしんどいが、横になるとさらに痛みが感じられる。足首が動くとキリキリと痛む。直立している方がまだましなくらいだった。

 右足の土踏まずのところに腫瘍ができていた。ツーのような硬さはなく、指圧しても何とも感じない。こんなものができていたことさえ気づいていなかった。なんかの炎症なんだろうとは思う。

 自分の体にはつくづく嫌気がさしている。大概の痛みなら耐えることもできるけど、特に腰痛とかになると体を動かすことに支障をきたす。この体のためにどれくらい予定を変更し、どれくらい仕事を失ったことか。我ながらこの身体が呪わしい。

 夕方頃、少し痛みがましに感じられてきた。少しなら動かせるようになった。おそらく鎮痛剤の効用も手伝ってのことだろうけど。ここで大掃除をやってしまうかどうかで葛藤した。結局、自分で決めたことはやっておきたいとの思いから、大掃除を始めることにした。

 今回、少なくとも窓関係のところを終えることができればいいと思っている。あとの細々したところは暇を見てやっていくことにする。窓掃除が一番たいへんだ。これはブラインドを磨いて、さらに窓を拭くために机などを移動させないといけない。

 まず、ブラインドを磨く。ほこりとヤニを落とす。これは完全には落ちない。完全に落とすとしたら一回では無理だ。何度も何度も繰り返さなければならない。しかも両面ともやらなければならない。

 しかし、これは磨いてもきれいになった感じがしない。なんだかやるだけ無駄だったような気持ちに襲われた。

 その後、二つのデスクを移動する。もちろんデスク下のガラクタも移動させる。すべて移動させると、窓の前がスッキリした。この時点で時間が来たので、明日に持ち越すことにした。もう一時間あればと思うのだが、仕方がない。今日はその状態にして職場を後にする。

 職場を後にする。冷たいビールが欲しい。夕方とは言え、4時間近く大掃除作業をして、汗もかいた。この忌々しい体がビールを欲する。

 でも、飲みに行くのは止めだ。早く帰りたい。妥協してコンビニで缶チューハイパターンだ。

 コンビニ前で缶チューハイを飲んでいると、飲み友達とバッタリ会った。挨拶をして、適当に言葉を交わして別れた。今日は飲みに行かんぞ、そう決めていたからである。

 帰宅すると、夕食が用意してある。ああ、そうか、今日は兄夫婦たちが来たんだったな。兄は仕事だったそうだが、義姉と甥が来たそうだ。もう何年も顔を合わしていないが、それでいいとも思えている。今さら親戚づきあいとかするのは、僕には億劫だ。

 夜になると、鎮痛剤の効用が切れてきたのか、痛みがぶり返してきた。後悔するのは、やはり時間を延長してでも窓掃除を終わらせておくべきだったのではないかということだった。物を動かし、足の踏み場もない状態にして職場を後にしたのが悔やまれる。

 明日一日で窓掃除を終え、物を元通りに復旧しなければならない。健康な状態だったら2時間もあればできることなんだけど、この足の痛みを見ると、それができるのかどうかさえ不安になってくる。

 今、僕の毎日はこんな感じだ。このブログも、痛みと不安で眠れないので書いている。

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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