7月6日:保釈金の話

7月6日(日):保釈金の話

(保釈金700万円)
 昨日、ある人と話していたら、アスカの保釈金が700万円ということが話題になった。アスカとはチャゲ&アスカのアスカさんのことだ。
 この保釈金はまた返ってくると僕が言ったらその人は驚いた。どうも彼の中では保釈金は釈放金のように見えていたようだ。
 保釈金は保証金のようなもので、保釈期間中に問題を起こさなければ返却されるのだ。でも、何かしでかしたら、そのお金は没収ということになる。確かそういう性質のものだったように思う。
 そして、この金額はその人の有する資産から計算される。所有している資産の何割とかいう計算の仕方だったと思う。そうしないと不公平だからだ。つまり、その人の支払える額で公平に設定しないと、金持ちだけが保釈されるという話になってしまう。この結果、資産の多い人はそれだけ保釈金も高額になり、資産の少ない人は保釈金の額も低くなるという現象が生じるのだ。
 アスカさんは保釈金700万円だった。これはアスカさんの所有している資産から計算されたものだ。僕の正直な感想は、アスカさんは有名人なのにあまり資産を持っていないなということだ。
 ホリエモンとか村上ファンドの保釈金はもっと桁が大きかったように思う。そして村上ファンドの方がホリエモンよりも保釈金額が大きかったので、「おおーっ!」と思ったことを覚えている。それはつまり、村上さんの方がホリエモンよりも資産を持っていたということを意味するからだ。
 話がおかしな方向に向かっているな。関西人の悲しい性と言いましょうか、ついつい金の話に行ってしまい、おまけにどれだけの資産を持っているのかなどとつい計算してしまいたくなる。他人の話なのだからそっとしておけばいいのにと思いながらも。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

(付記)
 保釈金が戻ってくるということを知らない人と他に何人か会ったことがある。まあ、確かに縁のない話ではある。縁のない方がいいのであるが。
(平成29年1月)

 

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