7月3日:お隣さん 

7月3日(金):お隣さん 

 

 昨日、隣のビルの2階にできたカフェに行ってみた。5月にオープンした店で、ご近所だから一度は行ってみようと思っていたところだった。 

 行ってみて、こりゃイカンなと思った。店内はすごくいい感じだと思う。広くて、開放的で、それにきれいだ。 

 ただ、タバコがダメというのがキツイ。カフェで喫煙席がないというのはけっこう致命的ではないかと僕は思う。店の人の話では、その建物全体が禁煙なのだそうだ。 

それでも僕は知っている。建物の一階部分でタバコが喫われているのを。通りがかりの人なんかがそこでこっそりと喫煙するのである。そのビルに関係のない人たちはこっそり喫煙してもお咎めなしなのに、ビルに入っているテナントを利用する客には禁煙を求められるのだから腹立たしい。いっそのこと、外に灰皿でも置いてくれればいいのにと思う。外だったらいいだろうと思うのだが。 

もう一つイカンのが、カフェなのに夕方5時で閉店するのだ。マジかよと思った。同じく店の人の話では、夜の営業も検討中なのだそうだが、間違った経営という感じがする。 

結局、昼前頃に開店して夕方5時に閉まるのであれば、一体どれだけの人が利用できると言うのだろう。ランチだけで成り立つのであればいいけれど、おそらく無理だろう。というのは、あの場所であの広さだから、家賃だけで100万円くらいするんじゃないかと思う。それをランチ客だけで賄うなんてどだい無理な話じゃないかと思う。人件費やその他の経費だってそれに加わるのに。 

営業時間に関しては、最初に決定できないのであれば、増やす方向ではなく、減らす方向で考えた方がいいと僕は思う。つまり、例えば、最初は朝の6時から晩の11時まで営業するのだ。そこから、6時台は客が来ないなということであれば、7時のオープンにしようでいいのだ。22時台もさほどではないということであれば、22時に閉めようでいいのだ。先にデータがあるから減らすことができるのだ。 

増やす方はたいへんである。朝をもっと早く始めようにも、夜も営業しようにも、まったくデータがない状態で始めなければならないからである。 

  

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

(追記) 

 そのお隣さんは現在コメダ珈琲さんが入っている。そこを利用したクライアントさんの話だと喫煙席もあったようだという。結局、喫煙可だったのだ。建物全体が禁煙だからと言うのは言い訳のようなものだったのかと思う。まあ、他所様のことはどうだっていいのであるが。 

(平成29年7月) 

 

 

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