7月19日:電話に出れない

7月19日(木):電話に出れない

 19時半、ようやく今日の予定が終了する。今日は午前中はそうでもなかったけど、午後からが忙しかった。

 その前に昨夜のことから書いた方がよさそうだ。昨日は暑さに若干やられたのだろうか、夕方からメチャクチャしんどくなった。晩ごはんも食べる気になれず、水ばかり飲んだ。今朝もそれを少しばかり引きずっていて、食欲は減退したままだった。それでも少しは食べることができた。

 それから今日の出勤ということになったのだけど、木曜日は食器類をハイターに浸す日だ。二回に分けて浸し、洗浄する。一時間ほど要する。

 動画広告の原稿を書かないといけない。パソコンを開いて打ち込むも、なんか気乗りがしない。言葉が詰まる。気分を変えて、事例抽出をする。こちらが意外と捗った。

 室内に一人でいる時はエアコンをかけない。午前中で汗だくになる。午後からの来客の前にようやくエアコンを入れる。ああ、生き返る。そんな思いだった。

 昼食はある程度普通に食べることができた。徐々に体調も回復しつつある。

 午後からは予定されていたことをこなす。こんな時に限って、電話がやたらと鳴る。午前中だったらいくらでも電話が取れるのに、午後になって電話が殺到するのはやりきれない。

 電話が殺到するというのは言いすぎだけど、午後から夜にかけて、8件ほど電話が鳴った。もちろん同じ人が何回もかけていることが多いので、実際の人数は2,3人というところではないだろうか。そのうち一人は留守番電話に吹き込んでくれた。月曜日に来られる予定だったクライアントからのキャンセルの電話だった。案の定だ。この人はもう続かないと僕の中では見切りがついていた人だ。あとの人たちは分からない。この後でも電話をくれたらいいのだけど。

 以上が、大体の今日の流れだ。

空腹感が生まれている。これもいいことだ。

足の具合はよろしくなく、痛みがある。先週まで痛かったところとは別の箇所に痛みが生じている。それに関連して、腰の辺りに軽い痛みがある。今日はあまり歩かなかったので、痛みにそれほど目が向かなかった。それくらいの方がいいのかもしれない。

熱中症で亡くなる人もあるのだから、暑さには気をつけていないといけない。いつだったか、朝の天気予報で、通常なら「暑さに注意を」と注意喚起されるところが、ついに「生命に注意を」と注意していた。聴いたときは、「そんなに」と思ったけど、あながち、誇張でもないかもしれない。

20代後半の若い人で転職を考えているという人がいる。ノーマルなカウンセラーなら「やってごらん」と背中を押すのだろう。僕のようなアブノーマルなカウンセラーは「絶対に転職したらアカン」と言う。少なくとも、5年から10年あとにした方がいい。今の状態で転職するのは危なかしすぎるのだ。

時代が変わったのか、若い人は転職を簡単に考えるようだ。転職して、新しい職場で上手くやっていこうと思えば、前の職場(今の職場)でそこそこの実績を残しているくらいである方がいい。前の職場で下っ端だった人間は転職しても、新しい職場で下っ端になるだけである。上に上がった経験がなければ、下っ端からどうやって抜け出たらいいかも分からないだろう。だから、最初の職場できちんと上に上がっておく方がいい。転職はそれから考えても遅くないのだ。

そうそう、高槻祭りでディズニーを招致するという話があったそうだ。高槻祭りでディズニーのパレードをするという案だったらしい。アホか。

結局、地震もあって(というかそれを口実に)ディズニー側が断ってきたそうである。

ディズニーがパレードをして、何の得があるのか。経済効果が見込めるということだとすれば、これを立案した人間はよほど愚か者である。仮にJR駅前から市役所前あたりまでをパレードしたとしよう。距離はしれているし、時間にしてもどれくらいだろう、わずかな時間ではないだろうか。そのために税金を投入して招致する価値があるだろうか。沿道にどれだけの人が集められるだろうか。スペースも足りないだろう。

ジャズストリートは赤字だと聞いている。情報通から情報が入るのだけど、厳しいようだ。イベントごとで経済効果を上げようという発想は高槻では無理だ。僕はそう思う。それよりも、もっと企業を誘致して、働く人たちが高槻に増える方がいいだろうと思う。そのためには地価も多少は下がらないといけないだろう。

大阪と京都のベッドタウンのような位置づけでは、高槻の経済はよくならないだろう。ベッドタウンということは、地元に人が残らないということである。活動時間の大半を京都や大阪で過ごすという人ばかりになるからだ。その逆のこともなければならないのではないか。高槻に勤務しに来るという人(僕みたいに)がもっと増える方がいいのではないかと思うのだが、いかがなものだろうか。

さて、ダラダラと綴ってきたけど、もう電話はかかってこないようだ。時間も20時を過ぎている。今日はここまでにしよう。本当に用事のある人なら、明日にでもまた電話してくるだろうし、本当に熱心な人なら僕につながるまで諦めないだろう。そういう人であることを期待して、明日に賭けよう。

 と、ここまで書いたところで、電話が鳴る。以前来られていたクライアントからだ。この人の計画が上手くいかなかったようだ。悲しいことだけど、また会えることは嬉しいと思うし、何か力になれることがあればと思う。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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