7月13日:幸先の良くないスタート

7月13日(金):幸先の良くないスタート

 

今年も島根に行く。今晩出発することになっている。それで今日は朝から準備に追われていた。そして、こんな日に限って、仕事がたくさん入っている。本当は嬉しいことなのだけど、変な重なり方をするのがキツイ。

 仕事はそれなりにこなす。今日は少し落ち着いて仕事ができた。

 仕事の合間を縫って、いくつかのことをしておかなければならなかった。薬局に行くこと、支払いを済ませること、旅行に必要なものを買い揃えておくことなどだ。その他に事務的な作業もこなす。動画広告の原稿案がIT業者から送られてきたので、それのチェックや校正もしなければならない。こんなタイミングで送られてくるのも困ったものだ。

 この動画広告であるが、これはできるだけ今月中に終わらせたい。8月には公開できるようになっていたい。だから早急に取り組まなければならないのだけど、これはもう旅行明けにしよう。

 夕方のクライアントが変更となった。立て続けの変更だ。何かあったようだ。気になる。

 しかしながら、夕方の時間が空いたことはラッキーである。おかげで多くのことができた。

 少し早めに退室し、真っすぐ帰宅する。鞄に荷物を積み込み、それで僕の方の準備は万端だ。後は両親の準備次第でいつでも出発できる。

 

 ちなみに、この文章は車中で書いている。豪雨災害の影響で、高速は車が多い。おまけに自衛隊や警察の車両をやたらと見かけた。被災地に行くのだろう。サービスエリアはどこもいっぱいで、車が停められないことも。

 さらにひどいことには、三日間のタバコを忘れてきたようだ。それと一緒に今日購入した鎮痛剤も忘れたようだ。あまり幸先の良くないスタートを切った感じがしている。まあ、仕方がない。

 それにしても、深夜の高速道路っていうのは、なんとも面白くないものだ。景色は見えないし、SAのお店も閉まっていたりする。暗いので本も読めない。休憩してもタバコを喫うくらいしかない。そのタバコも忘れてきているので、手持ちの分がなくなったら終わりときている。ホント、幸先が良くない。

 

 さて、旅行といっても、これは世間一般の人が考えるような旅行ではない。僕はウチの山を見に行くのが目的だ。あとは何も要らない。観光地巡りもグルメも無縁だ。お土産を買う必要もない。渡す相手がいないのだから。僕は僕の目的を果たし、それ以外は両親の予定に付き合うだけだ。去年同様、夜は仕事をするだろう。今日の面接の記録を書くだろうし、その他の作業もする。今勉強中の本も持参しているし、それも読むだろう。それらの準備は忘れていなかった。

 今は時間を無駄にするのが耐えられない。常に何かしていないといられない。そして、何かしているだけではなく、何かが進展していないと不安である。この三日間、職場は休むけど、僕自身に休みはない。生きている間に少しでも前に進み、何かを残していきたい。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

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