7月10日(木):目標設定
(自己を変える)
僕は今の自分の生活に何一つ満足していない。これは前々から感じていたことだ。僕は自分の生をより良くしていくために励もうと思う。
一部ではすでに始めていたことであるが、今日から記録しておこうと思い立ったのだ。
まず、きっかけは先月にある。先月は予約の変更、キャンセル、そして無断キャンセルの類が10件ほど生じた。そのうち8件は立て続けだった。今月に入っても、すでに何件か変更やキャンセルが生じている。
例えば昨日のクライアントは仕事のためだった。今日の朝のクライアントは、新規の方だけど、恐らくお見えになられないだろうと予測していたら、案の定だ。予約の電話を受けた時、その方との距離が遠かったのを感じていたからだ。午後からの人は、これは台風の関係で延期してほしいということだった。
そして、金にならない仕事を朝からこなし、それは夕方に処理する。あるクライアントが、ここに通っているという証明を望んでいるので、そのために必要なものを揃えたのだ。
一人一人のクライアントにはそれぞれ事情があるということも理解できるし、変更やキャンセルが生じるのも仕方のないことだ。僕はクライアントのことを言っているのではない。簡単にキャンセルや変更されてしまう僕という人格を問題にしているのだ。僕はこんな自分に嫌気がさしている。だから満足のいく自分になるように変えていこうとしているのだ。
(断酒)
昨夕、キャンセルもあり、急きょ雑用もこなさなければならなくなり、いい加減、頭に来ていた。昨日は朝からあれこれと予定も入り、それなりに忙しかったが、儲けに直接つながるようなことは少ない。それに追われているのだ。
イライラの解消を目論んで、久しぶりにお酒を飲んだ。高槻にある小さな立ち飲み屋さんだ。そこでビールを二本飲んだ。結局、余計なストレスを抱え込んだだけだった。
そこの客を見ていると、酒飲みは本当に生命と引き換えに酒を飲んでいるなと感じる。僕はそこから抜け出ないといけない。そう感じた。
今日から、また、断酒をする。この断酒は完全断酒ではない。酒の席に呼ばれることもあるし、約束している付き合いもある。そういう会席の場での飲酒は、適度に認めるという形にしようとは思う。ただ、そういう機会はこれからはできるだけ断るようにしようとも思うのだが。
(デジタル化)
先月、6月に入って、事務所の資料やテープをデジタル化するという作業に着手した。これは着手してみて、着手するんじゃなかったと、いささか後悔している。膨大な量なのだ。
紙の資料、これは記録とか、勉強会等の資料、その他、新聞や雑誌の記事などであるが、これはプリンタでスキャンして、パソコンに入れる。
テープ類、これは面接のテープや、講義なんかのテープであるが、これはICレコーダーに入れて、そこからパソコンに入れる。
パソコンの中に溜まってきたら、それをディスクなどの外部に保存する。そして、今後はそうした外部保存データを管理するという形になる。
さて、このデジタル化の一番の目的は、事務所内を広くするということである。モノが多すぎるのだ。これを減らすということが一番の目的である。取り組んでからすでに一か月を経ているが、あまり片付いたようには見えない。何年かかるか不明である。
(先を見据えて)
今日の午前の人も、来ないなら来ないで連絡をくれたらいいのに、あるいは少しでも顔を出せばいいのにとも思う。
結局、肩身の狭い思いをするのは、僕ではなくて、その人の方なのだ。もし、今度、ここに来てみようかなという気持ちになった時、その人は恐らく今日のことを後悔するだろうと思う。
人は神経症的になると、そういうことをしてしまうものだ。その場限りの行動をしてしまうのだ。その点、僕の飲酒もそれと同じなので、偉そうなことは言えないのだが、先のことも多少は見据えて行動を選択した方が、僕もその方も、お互いにいいようだ。
(目標設定)
酒を断つ、あるいは何かを止めるという目標設定は上手くいかないらしい。何かをしないという目標よりも、何かをするという目標の方が上手くいくのだ。だから、酒を止めるということよりも、その代りに何をするかということを考える方がいいのだ。
酒を飲まない時は、僕はひたすら読書する。本を読んだり、何かを書いたりして過ごす。これを毎日する。具体的な目標は僕の中では設定されているけれど、ここではいちいち書かない。
また、もっと映画も見たいと思っているし、体を動かすということもしたい。酒の代わりにそれを増やしていく計画だ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
これも長文になったので数回に分けることにした。この日のブログの前半部分を掲載する。内容は、すでに述べてきたことだけど、新たに記述している。6月分と重複している内容もあって、読む人は混乱するかもしれない。
(平成29年1月)