7月1日:ちょっとした進歩 

7月1日(土)ちょっとした進歩 

 

 今日から7月だ。今年の下半期に入る。 

 午前中、一件仕事をこなす。午後からのクライアントまでに時間がある。先に歩きに出ようと決める。 

 一日に一度、日を浴びることも兼ねて、1時間ほど歩くようにしている。 

 

 今日のコースは、JR側まで行って、天神さんにお参りし、天神さんの前の道を東に向かって進み、八丁畷に出るという周回コースだ。大体1時間くらいかかった。 

 1時間程度のコースをいくつも作って、日替わりでコースを変えようかと考えていた。 

 ところで、天神さんというのは、正確に言うと上宮天満宮という名前らしい。昨日もその前もここに参拝した。今日で3回目ということになる。 

 この天満宮、最初に階段と傾斜の登りがある。一日目はこれを上りきるのにヒイコラ言っていた。それだけ体力が落ちているのだろう。三回目の今日は、そこは比較的順調に登った。多少は体力がついたのだろうか。 

 そして、登ったものは降りないといけない。この下りがまた怖いのだ。足の怪我をしてからというもの転倒にものすごく気を使う。その際、登りよりも下りの方が怖いのだ。地面が濡れていたら石の上で足を滑らせてしまう恐れがあるし、乾いていたら乾燥した落ち葉を踏んづけて足を滑らせてしまう恐れがある。いずれにしても慎重にならなければならない。それでも一回目よりかはスムーズに下ることができたように思う。 

 ちょっとしたところで進歩が感じられるものだ。 

 

 適度に汗をかいたところで職場に戻り、スーツに着替えて、午後のクライアントたちに備える。 

 今日の仕事は、それなりによくできた。細かな点を見ていけば不備はいくらでも見つかるが、全体的に見てそれほど悪いことはなかったように思う。 

 

 夜。今日も水無瀬まで歩いても良かったが、喫茶店にて原稿の校正作業をする。この作業のことで頭が占められていた。自分で書いておきながら、何一つとしていいとは思えない。面白いとも思えない。本音を言えば、全部書き直したいくらいである。もはやそれができないので、今完成している分を少しでも良いものにしていくことに努力を傾けるようにしている。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

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