6月2日:ワクチン接種に関して思うこと

6月2日(水):ワクチン接種に関して思うこと

 

 今朝、出勤前にコンビニの駐車場にある灰皿で喫煙していた。そこに二人の交通整備員がいて、座りこんで会話されていた。道路工事なんかの際に立っている人たちだ。二人ともまあまあの年配である。一人が来週は休まないといけないという話をしていた。なんのことかと思い、聴いていると、どうもワクチン接種のことを言っているようだった。そうか、彼らは接種対象者なのだ。

 ウチの親もワクチン接種したということを聴いた。予約等のトラブルはあまりなかったようだ。母は接種した日は一日腕が痛かったと言っていたが、僕はまったく気づかなかった。痛そうなそぶりも見えなかったからだ。

 僕はワクチンを打っていい体なのかどうか分からない。健康診断をしてから接種しようと思う。ただ、もう少し医療現場が落ち着かないと健康診断を受けるのも気が引けてしまう。

 ワクチン接種はリスクも伴うけれど、利益の方が大きい。だから接種した方がよい。副反応が出るのはワクチン量が多いためであると思う。もともと西欧のワクチンで、西欧の人たちを治験者として開発されたワクチンなのだから、それがそのまま日本人に合うとも限らないのだ。一瓶で6人分だけれど、7人分取ってもいいのかもしれない。

 また、検査をしっかりやってきていないので、どれだけの抗体を持っているかも不明だ。無症状の人の場合、ワクチン接種すると量が多くなるのかもしれない。

 問題になるのは副反応だ。重篤な場合では死に至る。軽症の場合だと腕の痛みとか頭痛とかが起きる。それらも一日だけということもあれば、接種後2,3日続く場合もあるそうだ。

 副反応の中には心因性のものもあると僕は睨んでいる。副反応のすべてがそうというわけではないが、心理的に反応して生じている副反応もあり得るように思う。マスコミが副反応を過剰に報道すれば、それは一つの暗示効果となって、自分にも副反応が生じるのではないかと予期してしまう。それが実際の反応を引き出してしまうといったケースもあるのではないかと思うのだ。データがないからあくまでも僕の個人的憶測に過ぎないが。

 日本でもようやく人口の7%近くの人が接種を済ませているようだ。これが30%以上にならないと安心できない。40%ならもっといい。

 ワクチンがある程度確保できると、今度はワクチンを打つ人をどう確保するかが問題になる。イギリスではボランティアを育成したという。研修を受け、実地訓練なんかもして一般の人が接種をするのだ。

 筋肉注射なのでさほど難しくないはずである。打つ位置に注意が必要になるくらいだ。だいたい肩からスリーフィンガーくらい下の部分を打つ。神経が集まっているような箇所は避けるわけだ。そして筋肉に打つ。僕のように筋肉が余計な脂分でコーティングされている人の場合は、筋肉に届くよう、深く打つ。それだけだ。ボランティアでも可能といえば可能である。

 ただし、高齢者等、一部の人では難しい。筋肉がほとんどなく、骨と皮しかないというような腕に筋肉注射することはかなりの技術が要る。そういう人に対しては専門の医師が接種を担当しなければならなくなるだろう。

 それはさておき、僕は五輪なんかのためにワクチン接種をするつもりはない。だから五輪後に接種したい。まあ、確実にそうなるだろう。僕の順番がいつ来るか。年内には無理だと僕は感じている。一回目の接種が来年になることを覚悟して、それまでできる限り感染予防で生き延びようと考えている。

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

 

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