6月14日:予定外の割り込み 

6月14日予定外の割り込み 

 

 先日、副業の方でちょっとした事件があった。僕自身はたまたまその日に勤務していたというだけのことなのだけれど、その時のお客さんが事件を引き起こしたのか巻き込まれたのかしたようだ。 

 それで、その時の様子を窺いたいと警察から連絡をもらっていた。昨夜から今朝にかけて夜勤をしているので、その時間帯に訪れるという旨を聞いていたのだけれど、結局、警察の人たちは誰も来ず終いだった。 

 来ないなら来ないで構わないのだけれど、高槻の職場にその事件担当の刑事さんから電話がかかってきた。僕はあまり参考になるようなことは話せないと伝えたそれでも構わないということだ。ただ、こういうのは電話ではなく、実際に会って話さないといけないのだと言う。それなら昨晩の内に来ておいてくれればよかったのに。 

 時間は決まっていないけれど、その事情聴取は火曜日になりそうだ。ああ、こうしてまたもや休日が潰れてしまうのだなと感じた。それも予定外の用事で。火曜日は同じく夜勤明けで、僕は図書館に本を返しに行こうと計画していた。他にいくつか予定していることもある。それも変更せざるを得なくなるだろうな。 

 こんな感じで予定外の用事が入ってくるのだ。その警察からの電話の後、保険の「姉さん」からも電話がかかってきた。どうでもいい。それは姉さんの方の用事じゃないかと言いたいくらいの気分だった。僕は夜勤明けで寝ておらず、それでもサイトの方の作業をやりたいと思って高槻まで来ているのだ。予定している作業を終えたら、帰宅して早く寝ようと考えていた。でも、高槻に来たら来たで、いろんなことが僕を中断する。 

 「姉さん」がまた一緒に遊びましょうと誘ってくれたけれど、まあ、無理だ。そんなヒマがとても持てそうにない。それに僕自身が遊びたいと思わない。今週はYさんとデートすることもなく過ぎるだろう。何となくそういう気になれないし、遊ぼうという気分に僕がならないのだ。 

 明日は、本業と副業、それに私用を一件片づけないといけない。朝の5時から25時までフル活動だ。日曜と月曜は本業と深夜勤務の連続だ。日曜の朝家を出て、次に帰るのが火曜日の、おそらく、遅い時間帯になるだろう。その間、働き詰めだ。 

 それでも働くのは嫌だとは思わない。僕のたった一つの願いは、50歳で人生をまっとうしたいということだけだ。これは裏を返すと、50歳までは五体満足に生きさせてくれと言う、いささか傲慢な願いを含むものである。 

 後、8~9年だ。高槻カウンセリングセンターが今年で9年目だから、ちょうど折り返し点辺りに達したわけだ。あと半分だ。それをまっとうできれば、僕の人生はいつ終わったって構わない。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

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