6月1日(木):6月に入っても
今日から6月か。新しい月の始まりだが、僕の方では新しい何かが始まるわけではなく、先月までの生活をそのまま延長する形になるだろう。
最初にここ数日のことを振り返っておこう。
5月29日(月)の夜勤は体調がよろしくなかった。勤務中も睡魔に襲われる他、立ち眩みのようなめまいを数回経験した。
5月30日(火)は、その深夜勤務を終えて、歩きに出た。体調がよろしくないのなら直帰して休めばいいのに、それもできなかった。外出中、レンタル屋に寄って映画DVDをレンタルしてしまう。借りるのはいいけど、鑑賞する時間が確保できるだろうか。それでも借りておく。
5月31日(水)は用事があるので高槻に出る。家から駅へ向かうものの、電車にギリギリで乗り損ねてしまった。僕が駅に着くと電車が行ってしまった。待ち時間がそこで生じた。僕は線路沿いの道に入って喫煙する。線路側に向かって煙を吐き出す。おそらく誰にも迷惑をかけていないだろうと自分では思っている。
そこでタバコを喫っていると、背後からいきなり「おはようございます」と挨拶された。僕は驚いて振り向いた。そこには中学生くらいの男子がいた。僕はその人を知らない。メガネをかけていて、少し知的障害があるようだ。後から父親らしき人が来て、「すいません」と僕に謝った。僕は会釈だけしておいたが、謝る必要なんかないのにと思っていた。その子を大切に、とも思った。
夜は再び深夜勤務。前の時間帯の人たちの仕事が残っていた。売り場もガタガタでキレそうになった。それでもどうにか勤務はこなす。
そういう流れで来てからの今日である。
今日も深夜勤務がある。ローソンの方だ。始めてから2週間になるか。研修の立場なので、教えてくれる人の予定に合わせないといけない。僕としては最初に詰めて入りたいところなのだけれど、そうもいかない。間が空くと緊張する。
今月前半の予定を見ると、来週がすごく忙しくなりそうだ。しんどくなるだろけれど、それでもいい。体がその生活に慣れていくことをまずは目指したい。そのため、シフトが密になるくらいがいい。最初の段階でキツイことに慣れていく方が、後から徐々にキツクなるよりもましなところがあるように思う。
今月、6月は今の生活にある程度馴染んでいって、これもある程度でいいのだけれど、予定も固定化していこうと思う。体と生活を作っていこう。それで7月から本業も再スタートを切るくらいの気持ちで臨もう。
そうは言っても、今月はまだ始まったばかり。今後どんなふうになるやら分からないので、とりあえず、今の時点ではそういう方針を固めているということだ。
6月に入っても僕の方は相変わらずの生活を送ることになりそうだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)