5月7日(火):コンビニにて
連休も終わり、今日から日常の仕事に戻る。この連休の間、副業の方がやたらと忙しかったが、ようやく本業の方に専念できる。それは嬉しい限りだ。
今、これを朝の8時前に書いている。徹夜明けだけれど、しんどくはない。むしろ夜中のアルバイトの間の方がしんどかった。気力が涌かない。どうもこのアルバイトも身が入らなくなってきたな。もうそろそろ引き時かもしれない。
連休の間、夜中は店でアルバイトをしていたのだけど、来る客と言えば酔っ払いばかりだ。文句をつける輩もある。僕は相手にしないが。
若いころにしていたコンビニの店長から、昨年お呼びがかかって、かつての店でアルバイトしているのだけれど、以前ほど刺激もないし、面白くもない。コンビニなんて、本部のためにやっているものだ。本部が儲かるように、各店舗があくせくしているだけのことだ。子供に養ってもらっている親のようなものだ、本部なんてものは。それでいて、子は自立することが許されないときているのだから、やり甲斐なんてまるでない。
若いころ、20代の頃は純粋に店の利益を考えていた。あれから多少は成長もしたのだろう。大人になるほどそういう純粋さが失われるのかもしれないな。余計な部分が見えてくるようになるから。
ちなみに、そのコンビニというのはファミリーマート(FM)である。実家の近所にある。
これを言うとお終いなのだけれど、FM自体が独立できていない。大抵はセブンイレブンの後追いをしている。セブンイレブンさんが新しいことを始めると、FMがそれを真似る。同じことを始めるわけだ。その逆のパターンを僕は知らない。
ちなみに、セブンイレブンはローソンをすごく意識している。ローソンの近くにセブンイレブンもあることが多い。競合しているわけだ。恐らくFMなんて眼中にないのだろう。でも、僕の見てきた限りでは、ローソンよりもセブンイレブンの方に分があると感じることが多い。セブンイレブンはとにかく場所がいいし、入りやすい作りになっていることが多くて、僕は見ていて惚れ惚れすることがある。ともかく場所選びにはすごく拘っているという感じがする。
FMのことに戻ろう。FMのチキンが美味しいとCMも流しているが、それもそのはず。チキンはケンタッキーの真似なのだから。同じチキンを使用しているとも聞いたことがある。
そして、これが一番腹立たしいのだけれど、テレビや芸人とタイアップした商品開発だ。このテの商品はまずコケる。売れてもその場限りだ。それでも本部はそうした商品を推すものだから、各店舗は品揃えするわけだ。廃棄処分されても、それだけの数の出荷があったということで、売れたことにはなるわけだ。そして、その廃棄は店舗の損失になるのだから、店舗としてはやってられないというものだ。
ウチの店の店長も昔は本部とケンカしていたものだけれど、最近は大人しくなったな。店長も同じように年を取ったということかもしれないな。それにしても、コンビニの店長にだけは絶対にならない方がいいと、僕は常々思うね。身近で見ていると、そのたいへんさがよく分かる。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)