5月19日:コンビニ3夜 

5月19日(金):コンビニ3夜 

 

 深夜勤務明け。3日連続徹夜とあって、少々疲れておる。今週はブログも怠っている。月曜日ころから振り返っておこう。 

 

 工場のバイトが終了し、週16時間分の収入が一気になくなるのは痛いので、もう一つバイトを始めることにした。近所だと、夜中の時間帯のバイトといえば、コンビニくらいしかない。過去にファミマでバイトした経験があるし、今はセブンでバイトしている。なら、今度はローソンだ。ということで、先週の金曜日に応募して、翌日の土曜日には面接となったのだけれど、オーナーさんの事情で面接が今週の月曜日に変更になったのだ。 

 月曜日は、昼にローソン面接して、夜はセブンのバイトを控えていた。その間に僕の方の用事を済ませなければならなかった。 

 こういう日に限ってカウンセリングの問い合わせがある。当日予約は不可だと書いてあるのに、今日カウンセリングしてほしいという。無理だ。それに条件もよくないので、僕は断らざるを得ない。 

 ローソンの面接は30分ほどで終了する。それから駅に向かい、高槻に出るのだけれど、その道中、セブンのバイトの人から連絡があって、彼の明日(火曜日)の深夜勤務と僕の今日の深夜勤務を交代してほしいとのこと。僕としてはちょっと助かる。昼からはバタバタしそうだったので、深夜勤務がなくなると余裕が生まれる。その一方で、そうなるのならカウンセリングの方を引き受けてもよかったとの思いに駆られる。何事も上手く行かないものだ。 

 高槻にていくつかの用事を済ませる。夜になっていた。少しだけ行きつけの呑み屋に顔を出しておいた。まあ、この日はあまり楽しくもなかった。最近、そういう経験をすることが多い。でも、一応、人とのつながりは残しておこうと思う。 

 

 翌日の火曜日は、終日フリーである。サイトの原稿なんかを書いて過ごす。 

 ローソンの初出勤が翌日と決まる。けっこう速い展開だなと思う。 

 今日の深夜勤務は1時からだ。正確に言うと、日付が変わって水曜日の1時から6時がシフト時間である。 

 夜、原稿を書いていると、またセブンの人から連絡だ。今日の22時からの人が交代してほしいと言ってきたのだ。それも20時になって言ってきたのだ。なんてこったい。これを断ったら、他の人を探すことになるのだろうけれど、きっと他も見つからないだろうな。急に今から働いてくれと頼まれるのだから。僕は原稿書きを断念して、引き受けた。1時から6時のシフトが、この日は22時から6時となる。このことは5月16日のブログでも書いたな 

 8時間労働だけれど、やっているとすぐに時間が過ぎる。疲れはするが、それでも仕事がやり足りない感じがしている。 

 

 水曜日は在宅で、サイトの原稿書きなどをして過ごす。夜はローソンデビューだ。 

 僕の教育に当たるNさんはなかなか気さくでいい人だ。22時から6時の勤務だが、苦ではなかった。 

 コンビニなんてどこもやっていることは同じようなことなんだけれど、それぞれのお店のルールがある。ローソンルールはちょっと独特だな。覚えるのがたいへんだ。セブンルールはファミマルールと似ているところも多いが、ローソンルールはちょっと異なるのだ。多分、覚えてしまえば面白いのだろうと思うのだ。ただ、覚えるまでがたいへんそうだ。何かと間違えてしまいそうだ。 

 

 水曜日の晩から木曜日の朝までローソン勤務して、その足で高槻に出る。細々した雑用をこなそうと計画していた。 

 雑用そのものは朝のうちにケリがついた。計画していたことはすべてこなした。それから職場の室内で思い切り寝る。誰がなんと言おうとここで寝ておかなければならんのだ。 

 2時間ほど寝た。起きて、3時間ほど本を読む。パソコンを家に置いてきたので、原稿書きもできず。 

 夜には帰宅して、再び寝る。セブンの深夜勤務を控えていたからだ。 

 

 それで深夜から今朝にかけての勤務をこなしたわけだ。 

 入荷品が少なく、今日は少しラクというか、時間的に余裕が生まれそうだった。木曜日はエアコンや什器のフィルター清掃がある。いつもはバタバタと慌しい中で清掃するのだけれど、今日は落ち着いて清掃できた。 

 お客さんとも普通に接することができた。やはり場数を踏まないといけないと、改めて思う。 

 ただ、非常に腹が減った。それもそうだ、晩ご飯をちゃんと食べていないことに思い至る。明け方、廃棄商品を下げる。サンドイッチが処分されるので、廃棄入力する前に僕は買い取った。ロス削減だ。大急ぎで食する。朝まで持ちそうにないと思われたからだ。 

 明け方頃には少々イライラしていた。といっても、お客さんにイライラをぶつけたりはしないのだけれど、ソワソワしてばかりいた。後で振り返るに、その時は気持ちがローソンに行っていたんだな。 

 6時に交代の人たちが来る。セキュリティに連絡できるボタンがある。それを首からかけられるようになっている。それをかけるようにと朝のおばさんから言われる。チョイとキレそうになった。そのことでなく、何か言われたらそれだけでキレそうな状態だった。気持ちがなんか一杯一杯になっていて、そこにさらに追い打ちされるような思いがした。 

 

 ファミマでも同じようなシステムだった。首からかけて勤務するのだ。それを押すと警備会社に通報されるのだ。それで警備員が来てくれるのかというと、そうではない。電話がかかってくるのである。「どうしました?」などと警備会社の人が訊いてくるわけである。愚の骨頂である。 

 僕はファミマ時代に「ホールドアップ」された経験がある。二人組の客で、一人が買い物でレジに立っていて、もう一人がその横でピストルを構えておる。小型のピストルだ。それを認めた瞬間、「ああ、死ぬ」と僕は思った。 

 僕は相当パニックになっていたのだろう。その時、普段の僕だったらしないようなことを彼らにした。延々と説教したのである。まあ、それはいいとしよう。 

 あんな場面では、警備会社に通報するなんてことはまず無理だ。下手な動きをすると犯人を刺激するかもしれないし、ましてや警備会社から電話がかかってくるなんて、余計に犯人を刺激するかもしれない。ああいうものを首からかけていない方が助かる率が高い気がするのである。いずれにしても、そこで助かろうと欲すれば、誰も助けに来てくれないものと覚悟しておいた方がいい。 

 でも、今後、そういう場面に出くわしたら、ピストルを突き付けられる場面に遭遇したら、今度は助からなくてもいいと僕は思っている。前回は説教をして助かったのだけれど(彼らも悪戯でやっていたので助かったのだけれど)、次は助からないかもしれないし、そこで僕は命を落とし、人生を終えるかもしれない。不思議なことに、そうなってもいいと今は思うようになっている。 

 

 さて、勤務を終えて、セブンの店頭でビールを飲む。コンビニ呑みが僕の中で定着してきた感じだ。雨も降ってきた。勤務を終えても居残るのは、何か引継ぎに関することを朝勤務の人から訊かれる可能性があるからである。今日も一つ尋ねられた。僕の時間帯以外のことだったので僕は知らないとしか言えないのだけれど、そういうことがあるので、勤務後も少し残っておいた方がいいのだ。ただ、ぼんやりと残るのではなく、呑みながら残るのである。 

 帰宅して就眠。2時間ほどしか眠れず。そこから起きて活動し、夕方ころに高槻に出る。サイト原稿を書くのに必要な文献を取りに行くというのが一番の目的だ。ついでに、今週怠ったブログもこうして書いているわけだ。 

 コンビニ3夜は、それなりに面白くもあり、疲れもするが、早くこれに慣れていかなければならない。2日働いて1日空けてというパターンにするのも良しだ。やっていると今後の課題も見えてくる。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

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