3月30日(水):ゆすりたかりの輩
今日からサイトの復旧作業に入る。公開した分の原稿は、別フォルダーに集める。一週間後にはこのフォルダーに200は原稿が入っていることを目指す。
過去のブログも復旧していくのであるが、新しいブログも書いていく。過去の復旧で現在のものをストップする気はない。現在のものは現在のものとして進めていく。
今日は、予定されていたことを除いて、ほぼ一日サイト作業をした。予定のこと以外の時間はすべてサイト作業に費やした。作業ページが新しくなって、まだ慣れていないので、何度となくやり直しもあったし、操作マニュアルを見返したりしながら作業する。時間の割には数はこなせなかったけれど、それはしょうがないこととする。不慣れなところがまだまだ多いからだ。
そうだ。昨夜は行きつけの店に顔を出した。今日からサイト作業に入るので、多分、これからしばらくは僕が多忙になって顔を出すことができなくなるだろうから、この機会に顔を出しておいたわけだ。
あまり親しいわけでもないんだけれど、この店の常連さんが絡まれたそうだ。彼はすでにお酒が入っていたので自転車を、乗らずに、押して歩いていたそうだ。そこへ一台の自動車がやってきて、彼が自動車に傷をつけた、ドライブレコーダーに映っている、弁償をしろと、いきなり言われたそうである。彼は、自分は自転車を押して歩いているのだからそんなことはないなどと答える。すると、相手はそれやったらええ、と、自動車を走らせてどこかへ行ったそうだ。そういういきさつなのであるが、どうも彼は気にしているようだ。
僕から見ると、それはゆすりたかりの手合いである。もし、彼が本当に彼らの自動車に傷をつけたのであれば、彼らはそんな簡単に引き下がらないはずである。彼もすぐには解放されなかったはずである。仮に示談交渉するとなっても、ある程度交渉がまとまるまで彼は足止めをくらうことになるのだ。こんな早い時間に呑み屋に顔を出せるはずがないのだ。
要は、ゆすりたかりの類というものは、見込みがなければさっさと次へ移るものである。一人に粘るよりも次のカモを探した方がいいというわけだ。それに、一か所に長々と滞在することは、顔やナンバーを覚えられるかもしれず、できることならそれは避けたいだろうと思う。手がかりになるようなものは残したくないと思うことだろう。
だから、彼をカモに選んだけれど、彼には見込みがないと判断して、次へ行ったのだろう。見込みがないというのは、こいつからは金を取れないという意味だ。逆に彼らが粘るとすれば、それは見込みがある時である。
彼がそんなに速やかに解放されたということは、そういうことではないかと僕は思うわけだ。だから彼はそんなことを気にする必要もないのだ。
彼らはドライブレコーダーが証拠だと言う。それなら証拠を見せろと要求すればいい。金を払えと言うのであれば、先に自動車保険会社と掛け合えと言えばいい。そうして時間を稼げば稼ぐほど、連中がゆすりたかりの類であれば、彼らの方が不利になり、こちらの方が有利になる。
彼も災難だったが、僕の方も今は他人のことを考えている余裕はないのだ。復旧作業開始初日でこんだけモタモタしているのだから先が思いやられているのだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)