3月22日(月):行動圏制限継続中
首都圏では緊急事態宣言の解除があり、昨夜はけっこうな花見客で賑わったそうだ。花見や宴会は自粛が求められていたけれど、結局、この自粛自体が曖昧過ぎるのだ。どういう花見は許可されて、どういうのが不許可なのか、あるいは宴会とはどの程度のものから言うのか、はっきりした基準が事前に設けられていたわけではないように思う。自分のその行為が違反に該当するのか否か、それを判断する基準が与えられているわけではないのだ。
もっとも、花見も宴会も僕は無縁だ。花見なんて生まれてから一度も経験したことがない。今朝のワイドショーを垣間見て、別に花見なんかしなくてもよさそうなものなのにと思った。
もう一つ思ったのは、この花見に対して、気のゆるみと評価されていたことだ。本当に気のゆるみなのだろうか。もっと別の何か、たとえば躁的防衛のような現象であるとすればどうだろうか。
コロナ感染は今後とも拡大するだろうし、変異株の猛威はまず不可避である。これからどれほどの悲劇的状況が展開されることだろうか。目の前が真っ暗になる思いだ。
僕はというと、実家と職場の範囲から出ることがなくなった。昨年の1月の最初だった、梅田の方に出たのは。以後、現在に至るまで高槻より大阪方面に行くことはなくなった。
京都方面は、何度か用事で出たことがある。ただし長時間そこにはいない。朝、河原町のほうに出ても、昼頃にはそこを後にする。用事が済んだら長居しないようにしている。
病院関係はさらに足が遠のいている。昨年の2月に膝を診てもらいに整形外科を受診したのが最後だ。一度、歯科医に行こうかと思ったがやめた。健康診断その他も止めだ。
買い物は大概のものはコンビニなり100均なりで済ませる。行く店を決めている。古書店なんかもそうだ。あまりあちこちの店に出入りしないようにしてる。
同じことが高槻の呑み屋にも言える。行く店が決まっているのだ。現在では一軒だけである。その一軒が閉まっている時だけ他の店に行く。その他、飲食店関係では、高槻周辺の店、松屋、都そば、ココイチ、サイゼリアくらいだ。その他の店には立ち入らない。
宣言中だろうと解除後だろうと、お構いなしに僕は自分の行動圏を制限する。慣れるとなんてこともないけれど、すごく不便な時もある。散髪に行こうと思っても、ここと決めている所にわざわざ行かなければならない。目の前に散髪屋があってもだ。
僕が感染していても、僕が行動範囲を制限していることで救われる人たちが現れるはずである。もっとも、それは仮定法の形でしか言えないことであるが。
さて、今日はなかなか惨憺たる一日であった。
一日中、パソコンの不調と取り組んでいた。何か更新プログラムがあるそうで、それをインストールしないといけないのだけれど、どうしてもそれが実行できない。それでどうしたか、止めだ。今のところ、それを更新しなくてもパソコンは普通に使用できている。ネットの接続にも問題はなさそうだ。サイト作業を今日から再開するはずであったが、一日遅れることになりそうだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)