3月2日(土):カウンセリングを受ける人と受けない人
ブログの日付は2日だけど、現在、3日の午前4時。帰宅してからずっと事務仕事をして過ごした。このまま朝を迎えようかなという勢いである。
事務仕事と言っても、そんなに大したものではない。ただ、いつも後回しにしてきた作業だ。当初の目標は6つの作業をこなすことであった。最低でも4つは終わらせると決めていた。一応、6個中4個の作業を終えたので、最低ラインには達した。取り敢えずはそれで良しとしておこう。
今日、不思議な電話があった。普通の問い合わせなんだけど、ウチのサイトを見ずに電話してきたようだ。その人の言うところでは、検索してヒットしたということなんだけど、一体、どのページがヒットしたんだろう。僕のサイト以外のページが、僕のサイトよりも優先的にヒットしているということなんだろうか。
まあ、確かにこのサイトは検索順位が落ちているかもしれない。2月はネット接続の調子が悪くて、このサイトにほとんど触れることがなかった。今月はもう少しサイト作りにも精を出そう。
そのためにも細々した雑用や事務仕事はさっさと終わらせてしまおうと考えたのだ。夜を徹してでも終わらせようと、そんな思いで終わらせた。
最近、問い合わせがよく来る。それはそれで構わないことではある。
ところで、僕もこれまで数多くの問い合わせを受けた。結果的にカウンセリングを受ける人とそうでない人がある。そうでない人の中には、他所で受けることになった人もあるだろうとは思うのだけど、そのまま受けず終いという人もおられることだろう。
カウンセリングを受ける人と受けない人とでは、問い合わせの段階ですでに違いがあると僕は感じている。
この質問をする人はまずカウンセリングを受けないという信念が僕の中にある。その質問は、よくなされるものなんだけど、その質問をした人でカウンセリングを受けに来たという人を僕は知らない。少なくとも僕の個人的経験範囲内ではそういう人を知らない。
しかし、その質問をしても、もう一つ付け加える人は受けに来る可能性が高くなる。今日の問い合わせの人は、ズバリこの質問をされたのだ。もう一つ付加してほしいと粘ったが、どうもうまくはいかなかった。
さて、どうして僕がそういうことを言えるのかと言うと、要は、カウンセリングを受ける人と受けない人とでは、カウンセラーを探している段階ですでに違いがあるからである。その探し方に違いがあるわけだ。問い合わせもその相違に基づくので、自ずと両者の間に差異が生まれるのだ。受ける人の問い合わせと受けない人の問い合わせとでは、内容も性質もまったく異なるのである。
では、受けない人がどうしてカウンセラーを探しているのかという疑問も生まれるかもしれない。これはその人の置かれている状況によるのだけど、例えば、カウンセリングを受けるように誰かから勧められているとか、カウンセリングを受けないと離婚するなどと言われているとか、そういう状況があるようだ。要するに、自分自身のためのカウンセラー探しではないということである。だから、問い合わせもその人自身の言葉でなされないのだ。
今日の問い合わせは、現段階ではあまり見込みがなさそうだ。もちろん、現段階ではという条件がつく。今後、その人がどう動くか(もちろんこれは内面的な動きである)によってそこは変わってくる。僕のところであれ、他所であれ、その人にはなんらかの動きが生じてほしいと願う次第である。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)