3月10日:初心に帰りたい 

3月10日(火):初心に帰りたい 

 

 本当になんて一日だ。昨夜は12時頃帰宅して、寝ようとしたのだけれど、2時頃目が覚めてしまった。2時間ほど寝ただけだ。サイト作業のことが気になって仕方がなかった。気になりながら寝ようとするよりも、気が済むまでやってしまえとばかりに、そこから起きて作業を開始した。 

 そのままダラダラと作業を続けて、結局、夜中の11時にこれを書いている。 

 

 サイト作業が難しい。こればかりは業者に頼めない。僕はもうあの業者を当てにできないのだ。いろいろな理由があって。だから自分で試行錯誤しながらサイトを作り上げていくしかないのだ。 

 とにかくサイトの全体を統一したいのと、昔に書いた文章を改定したいのだ。それで、初期の頃の項目と最近の項目と両方からスタートすることにする。また、範囲を決めて、今週ないしは来週までかけて、60項目仕上げるという目標を掲げた。今日、10項目は仕上げたし、60項目分のすべてのページを用意しておいた。 

 

 そんなこんなで、今日はほぼ終日家にいた。一回だけ外に出たけれど、強風がすごかった。こんな日が定休日で良かったと思う。僕もクライアントさんも困るところだった。 

 

 職場も整理したいし、自室も整理したい。CDを見直そうと思った。買ったけれどほとんど聴いていないっていうやつは処分しようと思った。 

 ただし、せっかくお金を払って買ったのだから、もう一回だけ聴いて、それで本当に処分するかどうかを決めようと考えた。 

 最初の一枚はヤードバーズのベスト盤だ。60年代のブリティッシュロックは好きだけれど、なぜかヤードバーズは肌に合わないのだ。それでもたまらなく好きな曲が数曲だけある。その曲のために処分を却下する。 

 続いて、ニーナ・シモンだ。これも編集もののCDだ。ジャズやブルースばかり聴いていた時期に買ったのだけれど、当時はいささか食傷気味になっていた。それで聞かずじまいだったのだ。今日、聞き直して、すごくいいなあと、改めて実感した。だからこれも処分は却下。 

 次にあまり聴いていないのは、アトールの「夢魔」だ。アトールは70年代のフランスのプログレのロックバンドで、これはそのセカンドアルバムだ。すごく評価の高いアルバムだということは、聴いたらすぐに分かる。演奏がとても上手い。ただ、押しが強いというのか、展開が目まぐるしすぎるというのか、どことなく途中で「もう、ええわ」っていう気分になってしまうのだ。でも、今日、通して聴いてみて、それほど悪くないとは思った。処分するかもしれないし、もう一回聴いてみるかもしれないし、取り敢えず処分は保留ということにする。 

 こんなことをしているからモノが減らないんだな。 

 

 昔に書いた文章を読み直していると、当時をいろいろ思い出す。出来事だけではなくて、当時の気分とか雰囲気とか、そうしたものも思い出す。何となくだけれど、初心に帰ってみたいような気分になっている。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

(付記) 

 結局、それらのCDは今でも置いてあって、時々聞き直す。無理に処分しなくてもいいやとも思える。 

(平成29年4月) 

 

 

関連記事

PAGE TOP