2月27日(木):促進と停滞
今、朝の6時半。深夜のアルバイトを終えたところだ。一昨日もこんな感じで、これで二連続で徹夜だ。現在、たまらなく眠い。
眠いだけでなく、とても疲労している。疲れたなんて言うのはまだ10年早いのだが、それでも疲労は疲労だ。疲れるのも身体を所有することの恩恵だと思うとするか。
2月と3月はアルバイトもできるだけこなす。これは僕の今のノルマだ。4月から負債が増える。それまでに少しでも稼いで、今抱えている負債を減らそうと考えている。この二か月で、3件の負債が減る予定だ。その代り、新しい負債が舞い込んでくるのだが。
何も減らない。煩わしい柵から解放されたいと思っているのに、新しい柵が付き纏ってくる。
4月にはこのサイトもスマフォ対応する。5月には広告も始まる。前へと進んでいたい。それでも後ろに引き戻そうと付き纏うものがたくさんあるということだ。
交際でさえ今は煩わしい。Yさんとは火曜日に付き合ったが、朝と夕方は本業で、夜はそのまま朝まで現場のアルバイトに行った。その前にかつての飲み友達だったY君が電話してきたことがあった。どうせ飲みに行くお誘いだ。予定なんて入ってなかったけれど、予定が入っていて忙しいと言って断った。
Yさんの方は、しばらく間を置こうと考えている。2年近く交際して、一定以上進展しない関係だ。20年後もこのままの関係を維持しているのだろう。彼女はそれでいいかもしれないが、僕はこの停滞した関係に留まるつもりはない。常に変化していきたいと思うからだ。
彼女だけじゃない。その他の交友関係も今は断ちたい。仕事上、生活上のつながりは残しておいて、それ以上の交際は今のところお断りだ。
僕たちは誰もがプロセスの途上にある。人は常に次の瞬間の自分を実現しようとしている。そうして常に今の自分を超越して何者かになっていく存在なのだ。そのプロセスを促進するか、停滞させるか、後退させるかは、個人の選択によるものだと思う。僕は促進していきたいし、そちらを選択する。プロセスの促進は、決して穏やかなものではないだろう。だから僕の選択の中には、激しい動揺や困難が付き纏うだろう。それでも停滞するよりかはずっといいと考えている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
この当時、望んでいた状況が、平成28年の現在に至って、ようやく実現しつつある。無益な交際は断ち、負債を減らしていくことを中心にやっている。軛からもだいぶん解放されたものだと思う。
(平成28年12月)