2月24日:K君と会う

2月24日(金)K君と会う

 

 今日はそれほど忙しくない。こういう時はサイト作業をするに限る。僕のパソコンには、未完成の原稿が70個ほどあり、夢の記録が30ほどある。これらを順次完成させて公開していこうと思う。今日、70個の原稿のうち、3つを完成させて既に公開している。

 書くのはいいのだけど、それを公開していく時にはいくつかの面倒な作業をしなくてはならない。ましてや新規のページを設定する時は尚更である。ついついそういう作業を億劫がって先延ばししてしまうのだけれど、よくない癖だね。

 ところで、先日、阪急の駅で昔の呑み友達とばったり会った。K君といって、なかなかイケメンのいい奴である。よく一緒に呑んだものだった。彼は相変わらず呑んでいるようで、この時もその帰りだったそうだ。僕は酒を止めたということを伝えた。K君は羨ましがっていた。仕事が終わると、喫茶店でコーヒーを飲んで帰る毎日だと僕が言うと、彼は自分もそんな生活してみたいわと言った。酒飲みは案外そういうものである。いくら酒が好きで、酒の席が愉しいとしても、やはりどこかで呑むことがしんどいのである。しんどいのだけれど、呑んでしまうのである。そして、それを変えようがないと感じているものだと思う。

 K君から、当時の友達だったMさんのことも話を聞いた。Mさんは僕より少し年上の女性で、たいへんな酒飲みである。そのMさんが今はヨボヨボになっているということらしい。酒飲みはそうなってしまうのだ。酒にすべてのエネルギーや若さを吸い取られてしまうのだ。

 団塊の世代の人は元気で、60歳を超えても毎日飲み屋に顔を出すというような人もいた。70歳近い人も中にはいたな。僕たちはそういう人を見て、若いと感じていたものだけれど、それでも酒を呑まない60代の人からく比べると、はるかに年寄りであ

 酒飲みは老けるのも早いものだね。僕の印象では、焼酎呑みが一番ひどい。焼酎を常飲する人は一種独特の老けかたをしているように僕は感じる。まず、とても痩せている人が多い。それから当然皺も多いし、乾ききった感じを僕は受けるのだ。ビール派や日本酒派の人は、逆に太っていて、ギラギラしているという感じがある。いずれにしても、あまり綺麗な姿ではないと僕は感じている。

 今の僕は飲酒欲求に襲われることはほとんどない。でも、酒の匂いを感じた時は心中穏やかではいられなくなる。昨日は、帰宅して夕食を摂っていた時、父がビールを飲んでいたのだけれど、隣の席の僕の所までグラスのビールの匂いが漂ってきた。僕は耐えられなくて食卓を飛び出した。これに関しては僕はすごく敏感なんだ。料理に酒が使われていると、それが少量であっても、酒臭い匂いを感じ取ってしまうのだ。週末の夜なんかは電車の中が酒臭いこともある。こういうのは本当に耐えられない思いがする。酒なんて何もいいものじゃない。今の僕はそう思うよ。

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー

 

 

 

 

関連記事

PAGE TOP