2月18日:「Sと二人の姉の夢」

2月18日(土):「Sと二人の姉の夢」 

 

 夢を見たので記録に残しておこう。 

 

 昔の知人女性のSさんが何か困っているということなので、僕は家に招待した。彼女の部屋を与えた。 

 Sさんは電話で話している。何か良くない内容だったのか、Sさんの語調が荒い。電話が終わって彼女は部屋へ引き下がったようだった。僕は気になったので彼女の部屋へ行く。彼女は僕を部屋に迎え入れてくれる。彼女の様子はいつもと変わらない感じだった。電話のこともそれとなく尋ねてみたが、彼女はなんでもないといった感じで応じた。 

 その後、食事にするということなので、僕たちは食卓に着く。父は仕事からまだ帰っていないということだった。母がテーブルの中央に鍋を置いている。 

 二人の姉(ということになっている)もやってきて食卓に着く。Sさんは僕の近くに席を取ってほしかった。姉たちを挟んで向こうに座ったのだった。それでも、なんとなくだけれど、姉が二人いることを嬉しく思ってもいた。 

 

 以上が夢だ。 

 Sさんは、僕がカウンセリングの勉強をしていた時代に同じグループだった人だ。彼女なりにつらい経験もしてきたようだけれど、僕の印象では、朗らかで、快活で、人から好かれるタイプの女性だった。 

 二人の姉は現実の存在ではない。僕には姉がいない。この二人の姉はSさんと似ている部分があったように思う。なんとなくだけれど、3人が仲良く話している場面もあったように思う。 

 全員が若かったな。Sさんも二人の姉も、20代から30歳前後といった感じだった。おそらく僕もそうだったのだろう。母も若い感じがした。父は不在であったが、やはり父も若かったのではないかと思う。現役で仕事をしている年齢だと思う。 

 二人の姉に関して、昨日二人組の女性たちと知り合った。二人とも30歳くらいだ。いい子たちだなと思った。でも、友達付き合いすることはなさそうだと思っている。友達になるには僕は年を取りすぎている。そんなことをしみじみと思った。彼女たちのイメージが夢では二人の姉に重なる感じがしているのであるが、これが同じ家族だったらなあという僕の願望なのかもしれない。 

 さて、この夢では男性は他に誰も登場しない。すべて女性ばかりである。僕の現在の現実を省みてもうなずけるところである。男性的なエネルギーが今は枯渇している感じがしている。夢は僕の現状を教えてくれているのかもしれない。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

 

 

 

 

 

 

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