12月8日(木):不安があると
今日もHPの復旧作業に一日中没頭する。
いや、没頭するは言い過ぎだ。それを言うなら昨日の方が当てはまる。今日は昨日ほどではないが、それでもサイト作業に専念する。
復旧作業もまた楽しいと思えるところがある。過去に書いた原稿を見渡して、次はどこを復旧しようかとか、これとこれはひとまとめにして公開しようか、などなどと考えているのもまた楽しい。
どんなサイトになるか分からないけど、とにかく僕が蓄積してきたものを見せていくことにしよう。
今、どんなサイトになるか分からないと書いたけれど、本当は分かっている。文字と文章だらけのサイトになるだけだ。それでいい。写真やイラストなんかでゴタゴタと装飾するよりかは、殺風景に見えるとしても、文章だけの方が僕らしい。
僕のHPはかなり特異らしい。こういうHPはなかなか見られないそうだ。これはクライアントさんからも業者さんからも指摘されるところだ。僕はこのHPを他と比較したこともないし、そもそも他所さんのHPを見ることもない。だから特異なのかどうなのかも自分では分からない。
特異であっても、ヘンテコであっても、構わないじゃないか、とも思う。同じようなサイトばかりでなければならないなんて法律があるわけでもあるまいし。
さて、HPのコンテンツが増えてくると、ここから新しい業者さんに働いてもらわなければ。昨日といい、今日といい、こちらから密に連絡を取る。ともかく、新しいサイトがスタートを切ったのだ。スタートを切った以上、最初に飛ばしておきたい。
その一週間前からボチボチと新しいサイトを触ってはいたが、本格的に取り組み始めたのは12月4日からだ。今日で5日目ということになる。ずいぶん捗っている。
今日は「12年目コラム」を終わらせた。未公開のものや、中絶のものまで公開した。読み直してとても懐かしい感じがした。やっぱり書いて残しておくのはいいことだと思ったし、時折、記憶を新たにしておくこともいいことだと思った。
夜はアルバイトに行く。
21時まで職場に在室している計画であったが、目が疲れたのと、キリのいいところまでできたので、20時で職場を出る。一旦、帰宅する。
バイトはコンビニの方だ。前回、不調だったので、今日はなんとなく行くのが億劫だった。休みたいくらいだった。でも、行ってみると、今日は割と好調だった。逃げなくてよかったと思っている。
それから帰宅してこのブログを書いている。これもなんとなくだけれど、今日のことを書き残しておきたいと思った。
不安を抱えていると、何かと疑心暗鬼になるものだ。業者に対してもそうだし、コンビニの方でも工場の方でも、何かと疑ったり勘繰ったりしてしまう。
でも、それがちょっとしたことで晴れるのも確かだ。どうも考えすぎだったらしいとか、こんなに疑うこともなかったなとか、別に悪意があるわけでもないようだったなとか、そういうことが分かり、疑心暗鬼が払拭される経験をする。
速やかに疑心暗鬼を修正できるのだから、今のところ、僕は妄想性の症状は持っていないようだ。
また、不安を抱えていると、どうしても怖気づいてしまうものだ。弱気になってしまうのだな。ちょっとした一歩を踏み出すのにも躊躇してしまったり、やっぱり止めとこなどと思ったりしてしまう。いろんなことを回避したくなるのだ。
そこで回避してしまうと、さらに不安をのさばらせることになる。時には思い切って踏み込まなければならない。今日はそんなことを考える一日だった。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)