12月20日:足を引きずりながら

12月20日(月):足を引きずりながら

 

 相変わらず足が痛い。それでも今日はかなりましだ。鎮痛剤の助けを借りることなく一日過ごした。

 午前中は家のことをやって過ごした。足が悪いのに作業だけはこなす。もっとも、テキパキとはできなかったけれど。身辺整理関係のことも続けていく。

 午後から出勤となった。足の痛みはあまりないものの、力が入らないことがある。10歩のうち1歩は足がカクンとなる。とっさに力が入らないのだ。転倒防止のためにも杖を突く。

 

 高槻に到着。けっこう時間がかかった。ゆっくりとしか歩けないためでもある。昨日もそうだったけれど、電車に間に合わないことが多い。そこで一本遅れることになる。まあ、いいさ、急ぐことはない。ホームや車内で本を読む時間が増えるので、それもまた良しだ。

 郵便物が届いている。提携しているカウンセリング機関からだ。僕の中ではそこと縁が切れているのだけれど、向こうはまだ僕を除名していないようだ。見なくてもわかる。来年のカレンダーだ。毎年送られてくるこのカレンダーは一度も使用したことがない。今年もそのままゴミ箱に直行だ。

 今日は特に予約が入っているわけでもないので、ひたすらパソコン内の整理をする。あとは書き物である。ブログその他をいくつか書く。

 夕方頃にヤボ用で外出する。外を歩くのが怖い。人や車が多いからである。足が悪いと衝突とかしそうで怖い。コロナ禍なのにけっこうな人出だった。本当はコロナは収束したわけでもないのに、なんだかみんなもう終わったかのような感じだ。浮かれすぎだ。

 職場に戻って、二時間ほど本を読み、勉強して過ごす。それで今日の一日は終了だ。

 

 そこから帰宅。杖を突きながらエッチラオッチラ歩く。駅は人が多い。帰宅ラッシュと重なっているせいもあるんだけれど、車内はまあまあの混雑ぶりだ。全員マスクは付けているけれど、それでもペチャクチャお喋りしている人が近くにいると怖い。喋るから感染が広がるのだ。黙って電車に乗っていればいいのに。

 あれはいつだったかな。土曜日の夜だったかな。ものすごい数の人がホームに流れ込んできた。観光地で夜間のライトアップをしているそうなので、その帰りの人たちだと思う。できるだけ人と接触しないようにしていても、限界がある。向こうから接触してくるのは避けようがない。

 オミクロン株の第6波が来て、再び宣言下の生活になったら、僕の方はもう終わりだ。クライアントが来れなくなると、本当に廃業も検討しなければならなくなる。どうなるかは運次第だ。

 

 帰宅する。まずは横になる。とにかく疲れた。それからこのブログを書いている。

 テレビは北新地の放火事件ばかり取り上げている。報道が過剰になると模倣犯も現れてしまうかもしれない。特に被害者やその遺族の人たちはそっとしてあげてほしいと僕は願う。加えて、そういうのを報道すればするほど、犯行の影響力をアピールしてしまう結果になりかねないと思うのだ。ああいう事件を起こしてしまう人にとっては魅力となってしまうかもしれない。報道も少し自粛した方がよかろうと思う。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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