12月18日(金):事務仕事の日
今日、金曜日は面接をする日ではなく、事務仕事をする日だ。この二日間のクライアントの記録を書いたりして過ごす。
昨日の新規クライアントのために何かないかと書架を探す。『母親を奴隷にする子供たち』(ホルガー・ヴィルヴァ著)。うむ、これは役に立ちそうだと思い、読み返す。以前に読んだ本だが、教育方面からの記述が多いせいか、あまり印象に残っていない。いい機会だから読みなおしてみる。
その他、事例を7例ほど読んだ。今、僕がやりたいことはこれである。専門書から事例だけを引っ張り出して読もうということだ。いろんな本に長短いろんな事例が載せられているので、それを読んで行くとかなりの数の事例をよむことになるだろう。僕の蔵書からすべての事例を読みこめば、おそらく1000例くらいにはなるだろうと思う。それだけでも読み込めば、臨床の目がもっと養われるだろう。
昨日もそうだったけど、高槻にちんどん屋みたいなのが出没しておる。何かの宣伝なのだけど、はっきり言って迷惑だ。
実は以前にも、某飲食店でこういう形の宣伝を試みたところがあった。その店はあっけなく閉店となったけど、それもそのはずである。騒音を鳴らして宣伝するなんて、宣伝方法としては最悪のものだと思う。
特にそれを迷惑だと感じた人は、そのお店に絶対にいい印象をもたない。だからこの宣伝方法は将来の客を失う可能性の高いものだという感じがする。
夜は行きつけの立ち飲み屋でビールを飲んで過ごす。立ち飲み屋のいいところは、他の人の会話を聞けるという点である。人それぞれに会話のスタイルや癖があれば、他者との関わり方にも個性があるものだ。そういうのを見ることができる、それも無料で、好きなビールを楽しみながら見ることができるのだから、立ち飲み屋は本当にいいところである。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)