11月6日(月):ウンザリすることばかり
月曜のレギュラーメンバーに変更があり、他にイレギュラーで入っていたクライアントが他の日に変更になったということもあって、今日はヒマになった。
ヒマになったからといって、ボンヤリできるわけでもない。今日は本を一冊読もうと決めていた。その他に、サイト用の原稿を書くこと、室内の整頓をすることなどの予定を組んでいた。
予定の全てはこなせなかったけど、それなりに前に進んだ。
他、電話を何本か取る。くだらない質問ばかりだ。いい加減ウンザリしている。予約の電話だけに限定しようかと思い始めている。
「そちらはどういうところですか」-サイトを読んでください。
「アドバイスしてくれるのですか」-サイトを読んでください。
「病院ですか」-サイトを読んでください。
「どんな人が来てるのですか」-サイトを読んでください。
今後はこれで行こう。いちいちそんな電話に時間を割かれるのも腹立たしい。何の契約をしているわけでもないのに、なんで僕がいちいち彼らのくだらない質問に応じなければならないのか。はっきり言う。僕は上記の質問のどれ一つとして質問者にとって本当に大切なものではないと確信している。神経症的な遊戯に付き合うのはゴメンだ。
膝の具合も良くない。でも、メチャクチャ悪いというわけでもない。痛みはないけど、カクカク感があって、時折、力が入らない。不意に膝カックンになる。
室内のことをやっている時、立ったりしゃがんだり、あるいは上がったり降りたりを繰り返すと、本当にたいへんだった。それで、しゃがんだらしゃがんだままで出来ることをやろうとしたけど、同じ姿勢を長く取っていると、それはそれで膝が痛み出す。いろいろ工夫してやらなければならないと思った、
昨日、バーの人から人工関節の話を聞いた。いずれ、僕もそうなるのかもしれない。
また、看護士をしている母からは、80歳で膝の手術をした人の話も聴いた。僕と同じ手術をしたそうだけど、その人はもう歩けなくなったという。確かに、80歳で足の怪我は辛いだろうし、治癒しても、もう一度歩こうという気力が湧かないかもしれない。体だけ治ってもダメなんだ。
怪我とか入院は、とかく気力を失せさせるものだ。ここの管理人さんも一時期入院してはったそうだけど、やはり、弱ったなという印象を受ける。
そう考えると、身体よりも精神の方が大事だということを再認識する。
ムシャクシャするので、夜は飲みに行く。二日続けてになったけど、まあ、いいことにしよう。
願わくば、大人しく酒を飲ませて欲しいのだ。静かに飲みたいのだ。静かにお酒を味わい、店の雰囲気を堪能する。どうか、誰も邪魔をしないでくれ。
そう願っていたのに、最後の最後でアウトだ。常連さんがへべれけにならはったのだ。このおじさん、へべれけになるということは、話では聞いたことがあるけど、実際に目にするのは初めてだった。あんなふうになるんだと思った。
惨めだ。自分から逃げ回っている人の成れの果てを見てしまったような気分だ。最終的に僕が面倒を見なアカンのかなと思っていた。そしたら、別の常連さんが来て、その人が面倒を見た。正直言う、僕は逃げた。すごくイヤだった。
帰宅しても、気分は優れないままだ。明日は定休日だ。ゆっくり休んだ方がいいかいなと、そんなことを今は思っている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)