11月4日(月):イシバ政権とタミヤ模型の話
そうか、今日は祝日だったのだ。振替休日になったのだな。忘れていた。と言っても、今日が祝日であろうと平日であろうと僕にはまったく関係がないんだけれど。
(イシバ政権)
昼間、ワイドショーを見ていた。と言うか、たまたまテレビがついていて、何気なくそれを見ていたというだけのことだが。
面白いと感じたのはイシバ内閣に関する調査だった。案の定、支持率は低下していっているそうだ。支持率は低下しているのに、イシバは辞めなくていいという意見が多かったそうである。これは複数の調査で同様の結果が出ているとのことである。
確かに矛盾が感じられる結果である。イシバは支持しないけれど、イシバは辞めなくてもいいということなんだから。
コメンテーターたちは、これを一般の人たちがイシバ政権の様子を見ようとしていると評していた。確かにそうかもしれない。
僕は少し違ったふうに思った。支持していないのに辞めなくてもいいというのは、単に辞めさせるだけの決め手に欠けるというだけのことかもしれない。だから一般の人たち(というのは調査に協力した人たちということだが)は、明確な決定因がなければ自身の態度を決められないのかもしれない。一般の人のそうした傾向を示すことになった調査だったかもしれない。要するに、この調査は、自己決定の弱い人たちの意見が反映されているだけなのかもしれない。
僕もイシバ政権(と言うよりも自民党政権)を支持しない。イシバにも辞めていただいてけっこうだと思っている。ただ、イシバ政権がどのようなことをするのかも見てみたい(ただし、期待は一切していない)。辞めなくてもいいというわけではなく、多少の猶予期間は認めようというのが僕の立場だ。本当は自民党そのものが終わってほしい。
(タミヤ模型)
夕方ころ、何気なく思った。子供のころはプラモデルをよく作ったものだけれど、ああいうのは今でも売ってるのだろうか、と。そして、売っているのならどこで買えるのだろうか、と。ネットで検索してみた。
今でもタミヤ模型の35分の1スケールのミリタリーって売ってるのだな。子供だった頃より3倍くらい値上がりしているけれど、それはいいとしよう。ラインナップを見ていると、懐かしいものが出てくる。もう一度作ってみようかなという気になる。特に心残りになっているものがある。あれは自分で作りたかったとか、あれは上手に仕上げたかったとか、そういう感情のしこりを残しているアイテムがあるということだ。
いつかそれらに挑戦してもいいかな。生きているうちに心残りは解消したいという気持になっている。
それから、プラモデルを作るだけでなく、ジオラマを作成する人もいる。
バトルシーンなんかをジオラマで再現するというのは分かる。僕も子供のころにそういう真似事をしたことがある。
また、街並みを作って、鉄道模型を走らせるなんてのも、僕はやったことがないけれど、それも楽しいのだろうなということは想像できる。
ジオラマにもいろんなのがあるわけだ。でも、大名行列のジオラマなんて、あれって面白いのかな、僕にはよく理解できない。何人もの人形を作って、整然と並べてって、どうも退屈な作業のように思われてくる。でも、まあ、人の趣味もそれぞれだから口出ししないでおこう。
ジオラマ作品も、上手な人の作品はやはり凝ってるなと思う。でも、ジオラマを作ろうとなると、それだけのスペースが必要となるし、いくら懐かしくても、僕はそこまでしようという気にはならない。
しこりを残しているプラモデルはもう一度挑戦してみたい。いつのことになるやらわからんけれど。
結局、今日一日の経験を書こうとして、印象に残っているのはイシバ政権とタミヤ模型だけとなった。何ともむなしい感じがしている。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)