11月20日(月):生への償い
今日はそれほど予定が埋まっていないが、この一週間は割りと忙しかった。来週(明後日からの一週間)は比較的予定が少ない。つまり、ヒマ週になりそうだ。
まあ、ヒマと言ってもヒマではない。やることはゴマンとある。
今日は予定の仕事をこなした他、事務的な作業をする。
サイトの原稿も二項書いた。一日一項のペースで書いていこうと思うが、今日はちょっと時間もあったので二つ書いた。
後は勉強し、本を読む。ツルゲーネフの『父と子』に着手。半分ほど読み終える。『退却神経症』(笠原)の後半を読み終える。新たに『妄想症例の研究』(高橋)に着手し、三分の一ほど読み終える。『犯罪心理研究』の創刊号より二つ読む。
夜は喫茶店にて書き物をして過ごす。今日の日誌を書く。それと、今日読んだところから必要と思うところ、重要だと思うところをノートに書き写す。
それから帰宅して、家のパソコンでこれを書いている。
朝のうちは足の具合が悪かったが、夜は大丈夫だった。普通に歩けるようになっていた。休憩時間や空き時間に体操をしたが、最初は体が十分に動かなかった感じがあった。適度にやっていくうちに多少は動くようになった気がする。足のためにできない体操もあるが、それ以外の体操をやることにした。
身体の不安は相変わらずだ。少しでも健康を回復しようとは思うのだが、なかなかである。今日は酒は飲まなかった。それだけが今日の取り柄である。
生きられる時間は限られている。ボンヤリしている間に死を迎えるかもしれない。せっかく生まれてきたのに、限られた時間をどれほど空費してきたことだろうかと思う。そう思うと、僕は僕の生を後悔する。
健康な心身を失うだけでなく、人生をも失うことだ。これまでの生をこれからの生で償おう、いつもそんな思いを抱えている。少しでも僕の人生への償いはできているだろうか。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)