10月6日:スケジュールとシフト

10月6日(日):スケジュールとシフト

 

 今日はさほど忙しくない。午後の人が後日に変更になったので、空き時間も生じた。普段あまりできない所を整理整頓したりもした。

 サイトの作業も幾分こなした。サイト作業には表作業と裏作業とがある。僕はそういうふうに分けている。表作業というのは、公開することである。裏作業とはキーワード対策なんかをすることである。ちょっと裏作業もやっていく必要を感じて、少しだけ取り掛かり始める。

 これから年の暮れにかけて、大掃除関係のこともやっていかないといけない。すでに予定を組んでいる。この予定されている部分はこなしたい。毎年、何らかのものがこなせずに終わってしまうのだけれど、今年は予定分はすべてこなしたい。確かに大がかりな作業となるんだけれど、3か月かければなんとかできるだろうと見込んでいる。

 他にも、多くのことに取り組んでいかなければならない。そうそうノンビリもしていられない。

 先月は人付き合い強化月間だった。人の集まりに参加し、人付き合いをそれなりにやった。でも、今月から引きこもる。半年くらい引きこもってやろうかと考えている。春になってから人前に出ようかなどと、そんなことを考えている。

 

 お正月はどうして過ごすんですか、今日のクライアントから尋ねられた。僕は「ここ(職場)におる」と答えた。毎年そうだ。でも、今年の正月は風邪をひいて寝込んでいたんだったな。そういうことが無い限り、毎年、僕は職場で正月を過ごしている。

 行きたいと思う所もないし、やりたいと思うこともない。

 でも、本はもっと読みたいし、勉強もしたい。

 また、最近、ピアノというかキーボードを練習している。今月になってから音楽を再開したんだけれど、時間に余裕のある時だけやっているので、三日くらいである。ちなみに、今日は練習していない。

 当然、仕事ももっとしたい。ただ、こちらは相手のあることなので、相手の事情に応じて変動してしまうのだ。

 

 そうそう、今日のクライアントが言っていたな。精神科にも通っておられる方なんだけれど、朝10時の予約で病院に行くのだそうだ。でも、その人が呼ばれるのは毎回10時40分頃になるのだと言う。医者はそれができるからいいよな。

 10時に一旦患者さんを集めておけばいいのだ。そして、待たせておけばいいのだ。毎回10時40分になるのだったら、10時30分の予約にした方がいいのだ。でも、病院は、少しでも時間を無駄にしたくないからなんだろうけれど、早目に患者さんを集めて、待たせておくことが許されるのだ。

 当然、そんなこと僕の所でやるわけにはいかない。10時の人は10時に来てもらい、11時の人は11時に来てもらわなければならないのである。

 もし、10時の人が30分遅れるという連絡が入ったら、それこそ大ごとである。11時以降に予約している人全員に連絡を入れなければならなくなるからである。

 一時期、本当にそういう状態になったことがあった。繁盛してくれるのはいいけれど、朝の一人の遅刻で、その後全員に時間の変更をお願いしなければならなくなる。もちろん、遅れるのはその人の自由なので、僕がそこまで手配しなくてもいいのではある。しかし、一人の遅刻は、僕には心的な忙しさをもたらすのである。精神的に負担となるのである。

 そういう経験もしてきたので、今は余裕を持たせるようにしている。少々遅れても大丈夫なように時間を組んでいる。しかしながら、それをすると新たな問題も生まれてきて。あまり数を入れることができなくなるのだ。数を入れることができないというのは、要するに一日の枠数が減るということであって、こうなると今度は予約が重なってしまうことに注意しなければならなくなる。同じ曜日の同じ時間に二人のクライアントが重なるということが生じるのだ。枠数が多ければずらしてもらうことも可能なんだろうけれど、枠数を減らしたのでそういうことも起きてしまうのだ。

 今日のクライアントもヤバかったのである。もう一人のクライアントとブッキングするところだったのだ。幸い、もう一人のクライアントの方が今日は無理であるとのことだったので重ならなかったのである。

 スケジュールのやりくりは毎度苦労するのである。

 

 スケジュールで思い出した。ある職場がダメになる時、真っ先にシフトが揺れ動くと僕は考えている。シフトが組めないとか、シフトの張り出しが遅くなるとか、シフトのパターンがコロコロ変わるとか、シフトや人員配置に一貫性がなくなるとか、適材適所ではなくなり要領が悪くなるとか、そういうことが先に生じるという印象を持っている。

 なぜかと言うと、シフトを組んでいる上の人間が心的に動揺しているからである。その動揺がシフト表に現れるわけだ。自己が不確実になるので、人員の配置で迷うのである。意外に思う人もあるかもしれないけれど、自分がしっかりしている人の方が人を使えるのである。

 シフトが決まらないので予約を決められないという人が何人かいる。そういう人の話を聞いていると、それはその職場の危機を現わしているという印象を僕は受けるわけだ。今までコンスタントに2週間前に張り出されていたシフトが、直前になるまで張り出されないようになったとか、それはその職場ないしはシフトを組む人間が病んでいることを示しているのだ。僕はそう考える。

 いずれにしても、そのとばっちりが僕のところにもやってくるわけだ。

 

 いつかそういう話も展開してみたいとは思う。職場で起きるような問題を取り上げてみたいと思う。今のところ、そこまで手が回らないのであるが、やってみたい気持ちがあるというだけだ。

 まあ、とにかく、今日が無事に終わってくれたのがなによりである。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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