10月3日(日):ウーバーイーツ
昨夜はムシャクシャしておって、帰宅前にコンビニに立ち寄る。缶ビールの一本も飲んで帰らんことには気分が落ち着かない。
それでいつものコンビニに行く。そこで旧知の人と会った。彼は小さなバーを経営しているのだけれど、仕事ができないからということで、夜間はウーバーイーツの配達のバイトをやっているとのことだった。そのコンビニに注文が入ったので取りに来たところ、僕とバッタリ出くわしたというわけだ。
彼もいろんなことをやるな。僕は彼はとても器用な人だと思っている。なんでもできるという感じがしている。
ウーバーイーツの配達員はよく見かけるけれど、彼の話を聞いてみると、それはそれでたいへんなところもあるし、その一方で、面白そうだと思ったところもあった。僕も足が丈夫で、スマフォなんかを使いこなせたらやってみてもいいなと思った。スマフォよりも足がネックだ。
それでも、自転車はかなり不利であるようだ。彼はバイクで配達しているけれど、その方がいい。彼の話では、配達の件数よりも、移動の距離で収入が変わってくるそうだ。自転車だと近場しか回れないからどうしても収入が低くなるそうだ。それに、ああいうのを利用する人は店から遠い人が多いと思う。近かったら自分で買いに行くだろうからだ。少々距離があってもバイクなら配達可能であるし、それにバイクはバイクで小回りもききそうだ。
しかし、ウーバーイーツとかデマエカンとか、緊急事態宣言ということもあって需要もあるのだろう。でも、一過性の流行という気がしないでもない。人が普通に外出できて、買い物も飲食もできて、そうなるとニーズがかなり減少するのではないかと思う。ああいうデリバリーの業種が今後どうなるか、ある意味では不安に思う。失業者も増えるだろうと思うからだ。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)