10月27日:少しずつの解放 

10月27日(金):少しずつの解放 

 

 深夜勤務明けで高槻へ。今日は夜勤がない。夜は自由だ。その代わり、昼間はいくつかの用事をこなさなければならない。 

 

 昨晩から今朝にかけてのバイトはセブンの方だ。最近、スムージーなるものを導入した。その什器の洗浄方法を教えてもらう。セブンはさすがやなと思ったのだけど、什器の液晶画面に洗浄の手順、作業が示される。それを見ながらやれば誰でもできるようになっている。 

 それと、客からトイレが汚されているでと教えられた。見ると悲惨なことになっていた。トイレを使用禁止状態にして清掃する。ワンオペで、レジをしながら、他の作業が割り込んできながら清掃する。4回に分けて清掃した。いい加減にしやがれだ。 

 上の二つの作業で、通常よりも1時間遅れる。いつもなら3時ころにやってる仕事が4時ころに手を付けることができたりする。それでも終わりは何とかなった。明け方はけっこう猛スピードで作業した。それで終了に間に合わせたような感じだ。やっつけ仕事もいいとこだ。 

 

 勤務終了後は高槻へ。7時半ころの入室だ。そこから仮眠をとる。2時間ほど寝る。9時半頃に起きて作業開始となる。 

 まず、水曜日にそのままにして帰った後片付けをする。それから軽く食事をする。朝食か昼食かハッキリしないけど、とにかく先に食べておく。それから外回りだ。 

 今日の予定は、コンビニで支払い1件、銀行の振込4件、その他2件ほど回るつもりだ。 

 途中、金融会社に連絡する。支払いの督促がしつこく来ていたのだけれど、一体それが何なのか僕には覚えがない。そこをハッキリさせておく。今年の1月に支払いが遅れたことがあった。その時に利息が発生したのだそうだ。それはそれで支払ったはずだ。その後も督促が来るので、8月の支払い時に利息分も上乗せして支払った。それで足りているはずだと僕は思い込んでいたのだが、それでも足りないと彼らは言う。面倒だ。今日でケリをつけてやれ。今日のこの時点での利息額を言えと求める。その金額を僕は振り込む。これで面倒で厄介な督促からは解放されるはずだ。それでも督促が来るようなら連中を訴えてやろうかと思う。 

  

 今月の支払いは割とラクだ。バイトの方が潤ってきたので、なんとかなる。この状態になるまでに5か月は要した。しょうがない。遅れているものもあるが、それも今後徐々に終わらせていって、もう5か月後には足並みがそろっているようにしていたい。遅滞しているものがないようにしたい。 

 払うものは払って、職場に戻る。昼過ぎになっていた。また軽く食べる。昼食のつもりだ。 

 支払いはいつも心に重く圧し掛かる。それを終えるとホッとする。肩の荷が下りた感じだ。気が抜けたのか、それで食事後、睡魔に襲われ、再び眠る。昨晩から2時間ほどしか寝てないのだから眠いのも当たり前といえば当たり前だ。気にせず、寝る。 

 

 また2時間ほど寝たのだろうか。起きてからは勉強して過ごす。3時間ほど本を読み、覚えておきたい箇所などはノートに取る。それで今日の作業は終わりとしよう。まあまあよくできた方だ。 

 その後は、職場を後にして、お酒を飲みながらあれやこれやのことを考えて過ごす。「便り」の下書きもいくつか書く。 

 

 カウンセリングというものに興味のない人はそれでいいのだけれど、極端に毛嫌いする人もいる。こういう人は逆の意味で興味津々なのだと僕は思っている。 

 そして、これも一つ確信しているのだけれど、精神病的な人の方がより毛嫌いするものだ。カウンセリングのような作業が彼らの何かを揺さぶるからであろう。つまり、影響が過多なのだ。その影響に対しての反応であるわけだ。 

 健常者(と言ってよければ)はその影響が少ないか、それに対して距離を取ることもできるし、その影響を自分の中で処理できる。だから過剰なほどの感情反応は示さないし、頑なな態度を取る必要もないのである。 

 そんなことやあんなことやを考えて夜を過ごす。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

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