10月22日:疲れながら 

10月22日(日):疲れながら 

 

 連日の深夜勤務に疲れている。 

 

 今日は、当初の予定では、深夜勤務後、その足で職場に行って事務作業その他諸々をこなすことになっていた。それから帰宅して、仮眠して、今夜の勤務に備えようという計画であった。 

 でも、疲労感のためにすべて取りやめだ。今朝にかけての深夜勤務はとかく足に来た。足が棒のようになっちまって、歩くのもしんどく感じられた。 

 

 勤務は昨晩の22時から今朝の7時までだ。そこから個人的に残って、やり残した作業なんかを済ませた。終了はほぼ8時だ。その前後の時間も含めて10時間以上立ちっぱなしだ。昔だったらそれくらい大したことなかったのだけれど、今は堪える。 

 勤務はローソンの方だ。ローソンで面白くないのは、仕事が完結しないことだ。なんというのか、やり終えた感じがしないのである。決められたことだけやったという感じの方が強い。サービス残業してやり残しをこなしたというのは、本当に僕の個人的満足のためだ。この満足が多少とも得られないと仕事をする気がしなくなる。仕事を続けるためにもこれはしておいた方がいい。 

 ローソンはFF関係の仕事でほぼ手一杯になる。FFの作成、管理、並びに什器の洗浄等も含まれる。深夜はあまり作成することはないが、什器洗浄はかなりのものだ。什器のすべてが洗浄の対象となる。その上、この店は食器洗浄機がついてない。すべて手洗いだ。ホット什器、常温什器、おでん什器、中華まん什器、二台のフライヤーと、すべて手洗いだ。なかなかの労力となる。 

 あと、この店はウォークインの作業とトイレ掃除をやかましく言う。ペットボトル飲料がどれだけ売れているのか僕は知らない。それなりに売れてはいるように思うのだけれど、そうかと言って爆売れしているという印象もない。欠品さえ出なかったらいいじゃないかと僕は思うのだが。 

 いや、それでも今日は一つ欠品があったな。売り場に品物がなく、ストックにはあるというアイテムが一つあった。在庫があるのに見落とされているのだ。僕が思うに、これは在庫過剰によるものだと思う。夜中に見た時には僕も気づかなかった。朝になって、もう一度在庫を見直したときに、その商品があることにきづいたのだ。僕はそれを補充しておいた。 

 

 コンビニ仕事も若いころほど魅力がなくなったな。昔ほど熱中できない。商売をやっているという感覚が薄れている気もする。昔は、商品が売れて、現金がレジに入ってくるのが面白かった。今、商品がそんなに売れない時間帯にしか入っていないし、現金で支払うお客さんも少ない(電子マネーとかそういうのが多い)し、レジにお金が貯まっていくという経験も得られない。なんか、面白味とかやりがいがうすくなったな。 

 まあいい、金のために仕事する。一日の限られた時間を働いて生活費を稼ぎ、後は思索に費やしたというスピノザのような生活に憧れる。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

 

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