10月19日(木):期日前投票を決める
今週はヒマ週だ。何人かのクライアントさんたちの面接が飛んだ。出張のために来れないという人もあり、また行事ごとのために来れないという人もある。病気や怪我の人もある。事故と言うか事件(そんなに大きな事件ではないが)に巻き込まれたという人もある。
彼らもたいへんな状況がある。僕もまた彼らとともに生きないといけない。関係を形成するとはそういうことだ。
とは言え、気分の落ち込みが激しい。毎年、この時期に罹るやつだ。それでも何もできなくなるほどではない。スタートに時間がかかるのと、最後までこなすことが困難になること、作業速度が落ちるくらいだ。ここに思考の鈍麻が重なると本当にたいへんなことになるが、今のところ、それはない。
取りあえず、予定の仕事はこなしたという感じだ。面接をし、サイト用の原稿を一項書き上げる。一日一項は書こうと決めているが、なんとかそれは守ることができている、
そうして原稿を書き溜めておいて、しばらく寝かせておくのだ。公開前にもう一度読み直す。訂正する箇所があれば訂正し、もう少し練り上げたいと思えばそのまま寝かせ、こんなの何も面白くないと思えばボツにする。
夜、食事に行く。ファミレスで食事だ。ついでにワインも飲んだけど。そこで今後のサイト原稿のメモ作成、下書きをする。十数ページ分の下書きをする。あとはこれに肉づけをし、説明や経緯を追加し、できれば具体的な事例を挙げれば完成だ。
夫婦ということについて考えている。DVや浮気の問題以前に、夫婦とは何かということをきちんと考えておかないといけないと、最近、そう思うようになっている。そのためにいくつかの文献や論文なども読んでいる。
今日、作成した下書きもすべて夫婦に関連する諸テーマだ。他にも取り上げたいテーマはたくさんある。人間に関して考えていくと、無限にテーマが出てくる。いくつものテーマを平行して書いていかなければならなくなるわけだ。
よくそれだけ書くことがありますねと、クライアントや業者から言われることがある。本当は逆なのだ。書く方が追いつかないでいるのだ。テーマが尽きることなんてないし、これですべてを語り尽くしたなんていうゴールがあるわけでもない。
明日は時間があるから選挙に行こうと決めた。期日前投票をしておこう。多分、日曜日にも選挙に行く時間は確保できそうなんだけど、何事も前倒しでやっていこう。
あまり政治のことは書かないようにしている。飲み屋なんかでも僕は政治談議には参加しない。ネットなんかでは何かと政治家のことが叩かれていたりもするそうだが、僕はそんなものも見ない。
政治や政治家のことをとやかく言う人はみんな投票しているのだろうか。選挙も行かずに文句だけ言うっていうのは、いささか卑怯であるように感じる。個人的に文句を言う代わりに、代表を選んで、その代表に代弁してもらうわけじゃないか。選挙は常にその代表を選ぶという性質が伴うものだ。そういうルールがあるわけだ。
ルールは守りません、ルール違反の文句や野次だけは飛ばしますっていうんじゃ、国が良くならないってもんだ。政治家の前に国民が優秀にならないといけなくて、これは逆ではないのだ。政治が良いから国民が優秀になるのではないのだ。国民が優秀だから優れた政治が生まれるのだ。その意味で、今後、この国がいい国になるかどうかは、僕たち一人一人にかかっているのだ。僕たちの堕落が政治家ならびに政治を堕落させるのだ。
そういう思いを持って、明日は投票しようと思う。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)