10月14日:どうにかこうにか 

10月14日(日):どうにかこうにか 

 

 今週はやや忙しかったな。仕事もそうだし、プライベートでもそうだった。 

 

 体調も良くない日が目立った。季節の変わり目というか、気温の変化のために膝の具合がすごく悪くなる日もある。今日なんかはかなり涼しくて、おまけに雨天でもあり、けっこう膝具合がよろしくなかった。腫れた感じがあり、力が十分に入らないのだ。幾度か膝カックンになる。 

 

 新規のクライアントとも数人お会いした。不調である。継続しそうな人が皆無だ。僕のかかわり方も十分とは言えなかったが、その場限りのものを求める人やあまりにも軽薄な気持ちで受けに来る人も多くなったように思う。そういう人たちは火傷して帰ることになる。だから初めから取っ付きにくい感じを打ち出しているのだけど(ここがIT業者連中と意見を異にするところだ)、どうやらサイトすら見てもらえていないようだ。 

 真剣に取り組もうという人にだけ来てほしいと思っている。その場限りのものを求める人たちが来られても、僕は儲かるけど、彼らには損失になってしまうので、最初から遠慮ないしは敬遠してもらう方がいいのだ。それに、そういう人たちは可能性が低い。 

 多くの人が誤解しているように僕は思っているのだけど、治る病(克服できる問題)と治らない病(克服できない問題)という区別があるのではなく、治る人(克服する人)
と治らない人(克服できない人)の区別があるのだ。治らない人は、治す前に、治る人になっていく必要がある。 

そして、治る人と治らない人とでは、やっていることや考えていること、認識していることなどに明らかな違いがある。両者の行為や思考はまったく違っているわけだ。その違いは最初の面接ですでにはっきり認識できる。だから、初回面接の時点でこの人は治る人だとか治らない人だとかいう予測がつくのだ。 

もっとも、人間というものは変わりうるので、初回の時点での予測がそのまま継続するというわけでもない。最初は治らない人であっても、今後、治る人になっていく見込みはあるということだ。数は少ないけど、確かにそのような人たちが僕のお会いしたい人たちの中にはいた。でも、大多数は初回での見込みのままで終わるのだ。治らない人は全然必要ではない部分に取り組んでしまうからである。 

ちなみに、今述べた治る人と治らない人というのが、僕の書籍のテーマだった。最初は魅力のあるテーマであるようにも思ったけど、今ではそれも色あせ、9割以上完成しているにもかかわらず、最後の仕上げをしようという気持ちになれないでいる。 

 継続中のクライアントも、何人かの人は変更となり、何人かは再開ないしは復帰してこられた。一回こっきりの人は、せっかく出会えたとは言え、やはり縁のない人なのだろう。縁のある人たちだけに懸命になろう。 

 

 サイトのこと、ランディングページのことにはまったく触れず。相変わらず書籍の方も停滞したままだ。ブログをいくつか書いた程度。 

 

 勉強、読書は継続しているが、特定の本を読んだという感じではない。いろんな本から拾い読みして、勉強しているといった感じだ。臨床系のものより、一般心理学系の分野のことを今週はよく勉強した。 

 個人ではなく集団のことを考えていて、それで社会心理学系の勉強をした。あと、それとは別に、創造性とか問題解決といった認知心理学系列の事柄を勉強したな。来週からは再び臨床系の勉強に戻ろうと思っている。 

 今週は文学系の本は読めず。ミステリの短編をいくつか読んだ程度だ。 

 

 酒は相変わらず呑む。一回の量は減ったが、回数が増える。コンビニで缶ビールを買い、歩きながら飲んで帰宅するなんて日もあった。来週は少しばかり減らそう。  

 

 夢は毎晩のように見ているが、まとまった内容を記憶していないことが多かった。断片的な記憶しかないという日が多かった。 

 買い物は一回だけ。マカロニウエスタンDVDコレクションも購入したが、未だ鑑賞できず。 

 

 そんな一週間だった。外側も内側も、何かと忙しい週になった。それでも、どうにかこうにか乗り切った。来週はまた違った一週間になりそうだけど、次の一週間もどうにかこうにかやっていければいいと思う。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

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