1月8日(日):熱
昨日(7日)は高熱を出して、休んでしまった。一昨日からその兆候があったものの、油断してしまったようだ。連絡のついたクライアントには伝えることができたものの、そうでない人たちには迷惑をかけてしまった。この場を借りてお詫びしたいと思います。
6日の晩に、身体がクラクラする感じが既にあって、早めに寝たのだけど、寒気がし、おまけに頭がガンガンするのでたいへんであった。7日の朝はそれで起きられず、ダウンしたままとなった。
何年か前にもこういうひどい熱を出したことがあった。その時は、ちょうど年末年始と重なったお蔭で、仕事には支障を来さなかったものの、振り返ると、定期的にこういう症状を繰り返しているようだ。不思議なもので、一度も風邪をひかない冬もあるのに、何年かに一度は、こういう大きい風邪をやるのである。
こういう大きな(つまり高熱を発し、頭がガンガンやられるような)熱は、どこか厄払いみたいなところがあるなと思い当たる。あるいは、突進しすぎだぞ、少し歩を緩めないとというサインのような感じでもある。
厄払いというのは、こういうことである。この熱が治まると、再スタートを切るような感じがして、それがうまい具合に軌道に乗ることがあるのだ。前回の高熱はそんな感じだったのを覚えている。
あまり望ましい形でもないのであるが、身体的な病気が、しばしば「心の葛藤」にケリをつけてくれることがある。ケリをつけると言っても、それは「解決・解消」という意味ではないし、あくまでも一時的なものに過ぎないのだけど。だから、病気が治ると、気分も軽くなったように体験されることがあるのは、そのためである。
高熱から快復して、軌道に乗るというのは、それまでの「心の葛藤」の分が楽になったからだと僕は捉えている。今回もそうなればいいと思っている。ただ、この「葛藤」は、解消されたのではなく、先送りされただけだということも意識しておかなければならないけれど。
それにしてもしんどい。今日一日乗り切れば、明日からは休むことができる。何とか、乗り切らなければ。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)