1月3日:ワサビスト通信2018年1月号

1月3日(水):ワサビスト通信2018年1月号

 ワサビストの皆様、ワサビのように生きてますか。私のほうは相変わらずです。

 今日、おせちを食べる。年末に僕も手伝ったおせちだ。普通、おせちというものは正月に食するものであるが、2日に兄夫婦が来ることになってるから、その時にこの状態で出したいからということで、今日まで手を付けることが許されなかった。

 さて、おせちの盛り付けを見る。ハム、焼き豚、出し巻き、伊達巻、かまぼこ、数の子、昆布、海老。なんだ、どれもワサビでいけるやつばかりじゃないか。そう思うと朝からテンションが上がった。

 今日は朝昼夜とすべておせちだった。これは要するに、朝昼夜とワサビを食したということである。今日一日でけっこうなワサビ摂取量となった。

 今回の掘り出し物は数の子である。僕はツー(尿酸性劇症型炎症、つまり通風のことだ)を持っているので、あまりこの手のものは食べない方がいいとされているのだけど、正月だから目出てえということで、食べた。これがワサビといい感じでマッチして、思わず、全部食ってしまった。明日はツーになるかも。でも、いい発見をした。また一つレパートリーが広がった。

 出し巻きやかまぼこは、いつもなら醤油もつけるのだけど、今回はワサビだけで食する。それでも十分堪能できる。

 夕食後、バウムクーヘンが出た。どこかから頂いたものだろう。抹茶味の、ちょっと高級なバウムクーヘンだった。ワサビの後ということもあってか、上品な甘さが口中一杯に広がり、幸せな気分に浸る。

 嗚呼、その時、手元にあるワサビのチューブが視界に入らなかったらどれほど良かっただろう。

 ワサビが目にとまる。「いや、それはアカンやろ」と僕は自分に言い聞かせる。バウムクーヘンをそれだけで楽しむ。でも、目がワサビに向かう。「いや、やっぱりダメだ」。僕はバウムクーヘンに集中する。でも、そこにあるワサビが気になる。「いや、それはダメだろう」。

 そんな葛藤を内面で繰り広げる。ダチョウ倶楽部さんの「押すなよ!」じゃないけど、「ダメ」は「やれ」に聞こえてくる。そして、ついに、僕はワサビのチューブを手にとってしまった。

 バウムクーヘンにワサビを乗せて食べる。なんてことはなかった。甘さが減少しただけだった。上手いも不味いもなかった。甘さとツーンが別々に来て、混ざり合わない。食べられないことはないけど、特にお勧めもしない。

 さて、これからはワサビスト通信もチョクチョク書いていこう。あまり取り立てて書くような事柄がなかったので、しばらく間が空いたけど、何か新発見があれば公開していこう。

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー兼ワサビスト)

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