1月21日(火):書くことの苦しみ
100日かけて自己向上に努めると決めた第一日目だ。昨夜は遅くまで書き物をし、今朝も三時間ほどサイトの原稿書きに費やした。今、「ベテランの就労」テーマを書いている。その(1)は公開済みだが、今日は(7)まで書き進めた。まだ終わりが来ていない。まだまだ書き足りないことがたくさんある。
僕は決して文章が上手ではない。自分でもそれがよく分かる。もっと構成を練って、推敲を重ねるべきなのだけれど、そういう手間を省いてしまうのだ。そこまで念入りにやっていると割が合わないと感じてしまう。文章で儲けているわけではないからだ。名文を書いても一銭にもならないとなると、自然と手間を省いてしまう。
それでも気を使うところはある。こういうものはどうしても事例を述べなければならない。事例を挙げなければ、それこそ観念的なものしか書けなくなる。具体性を付与しようとすれば、どうしても事例を掲載しなくてはならない。この事例も、できれば現実の事例をそのまま載せたいのだけれど、それはやはりできない相談だ。クライアントの秘密保持の責任が僕にあるからだ。少なくとも、個人が特定できないようにしないといけない。ここがすごく気を使う部分だ。
どうしても読み手に理解してほしいことは、僕に誰一人をも傷つけたり不快にしたりする意図の無いことである。たまたま不快感を覚えたとしても、それは僕の意図するところのものではないのだ。できるだけそういうことが生じないように神経を使っているのだけれど、不特定の読み手に向けて書いているものだから、完全にそういう事態を避けるということも不可能なことだ。こういう事情も分かってもらえると、僕としてもありがたい。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
この頃は一生懸命原稿を書いていたなと思う。だんだん、書くことにルーズになっているような気がする。丁寧さに欠けていったように思う。これからは少しその点も反省して、しっかりサイトを作りこんでいきたいとも思う。
(平成28年12月)