1月18日:七条通り

1月18日(火):七条通り

 

 昨夜は早朝までものを書いて過ごした。このサイトに載せるかもしれない原稿を書いて過ごした。3時頃には寝る予定だったのに、気が付くと5時になっていた。また夜を徹してしまった、

 それから4時間ほど寝た。それだけ寝たら十分だ。ゆっくり昼食を摂り、散髪に行く。3,4か月ほど髪の毛は伸び放題だったが、スッキリする。それから高槻に出ても良かったのだけれど、13時頃になっていて、今から行っても時間があまり無いなと思い、歩きに行くことにする。

 五条通りを東に向かって歩く。西京極に出る。総合運動場をぐるりと回って七条通りに出る。あとはひたすら七条通りを歩く。

 以前、放送大学に通っていた頃にはこの道をよく通った。当時は家から京都駅のところまで自転車で往復していた。今から考えると元気だったな。その頃の自転車で走っていた道を今回は歩いてみる。

 天神通りから西大路まで道は細く、ローカル感が漂う。いい感じである。町の酒屋さんが何軒かあり、その他小さな商店なんかもあって、どこか懐かしい感じがする。

 ここの居酒屋には入ったことがあるとか、ここには以前はこんなお店があったなとか、いろんなことを思い出しながら歩く。

 歩ていると疲れる。それにトイレにも行きたいし、何よりも一服したい。あれが出てくるといいのだけれどと思いながら歩いていると、いいタイミングであれが出てきた。パチンコ屋である。京一さんだ。めちゃめちゃデッカイ店舗だな。どこから入っていいのか迷ってしまう感じだ。

 まず、トイレだ。やたら広い店内を歩いて、やたら広いトイレに入る。次に探すは喫煙場所だ。トイレのある側と対面する側だ。店内を横断する。やはりやたらと広い休憩所に出る。これだけ豪華なパチンコ屋はそれだけ儲けているってことだろう。これだけ儲けるのにどれだけの客を破産させたことだろうか。

 休憩終えて再び歩き続ける。コンビニやファストフードの店も増えたな。それでも昔ながらのお店も残っている。昭和の感じがプンプンする商店街に出る。この辺りのお店はどうやって儲けているのだろうと疑問に思う。駅からは離れているし、観光地なんかがあるわけでもない。梅小路公園はあるものの、市場を挟むので、ここまでは少し歩かないといけないし、そこまでして行くお目当てのお店があるようにも思えないのだ。どういう人がこの辺りのお店を利用するのだろう。

 梅小路公園を横目にして堀川通りに出る。昔ここに古本屋があったのだけれど、さすがに今はないな。その場所は残っているけど。それとも今日は休みか。ここにユングの『タイプ論』があって、いつか買おうと思っていながら、いまだに買うことなく時間だけは過ぎていったな。

 東洞院を左折。僕の記憶が確かなら、ここでキャンパスプラザに出るはずだ。ビンゴだ。10数年ぶりにキャンパスプラザに足を踏みいれる。コロナのおかげで閑散としている。三階に放送大学があるので、行ってみる。ああ、懐かしい。昔はよくここに来たな。昔と違うところは、今日は真っ暗けという点だ。誰もいない。コロナで閉めてるのだな。

 他のフロアも同じだ。何もやってない。外に出る。京都駅の方へ向かう。駅だけに人の姿はあるけれど、やはりどこか閑散としている。烏丸通りの辺りに喫煙場所があったはずだ。あったあった。そこで再び一服。

 烏丸通りは避けて、もう一筋東の通りを北上する。昔よく行ったジャス・バーがあったのだけれど、やはり影も形もなくなっていた。アパホテルになっている。

 そのまま、何通りになるのかな、烏丸通りの一筋東の通りを、四条通りまで歩く。小さなお店や会社がある。やはりどうやって儲けているんだろうかって疑問に思う。五条通りを過ぎる。店頭スペースがメチャ広いファミマに遭遇する。灰皿が置いてある。ありがたい、ここでもう一服だ。僕もそうだけれど、タバコだけ吸いにここまで来る人がけっこう多かったな。ファミマで買い物くらいしなきゃと思うのだけれど、欲しいものもない。また今度来るので、その時は缶コーヒーでも買ってあげよう。

 また今度来るとは、ここまで歩いて来て、もう一度七条通りを歩きたいなと思い始めていたからである。気になった光景や看板なんかを写メに撮っておけばよかったと後悔していて、それなら近いうちにもう一回今日と同じコースを歩こうと思ったわけだ。

 四条通りまで歩く。なるべく人混みを避けてきたけれど、ここはしょうがない。少し歩いて阪急の駅に下っていく。あとは帰宅である。

 万歩計を見る。21000歩か。まあまあだな。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

 

 

 

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