9月4日(月):邪魔な電話ばかり
今日は午前中は予約が入っているが、午後からは空きがある。それで午後は雑用とサイト作業をしようと決めていた。
ところがである。午後から夕方にかけて、電話のオンパレードだ。ホント、20件近くあったんじゃないかな。
電話のほとんどは業者や営業関係だ。1件だけ新規のクライアントの予約が入ったが、有意義なのはそれだけだ。あとはどうでもいい電話ばかりだ。
業者とか営業というのは、大部分がIT関係のものだ。しょっちゅう営業の電話が来て、いい加減アタマに来てる。その都度、作業を中断しなければならないのも面倒だ。
IT業者は、とかく「集客」ということを打ち出してくる。集客って、何をするんやと思う。客を引きずって来るっていうのか。ウチの客になるように説得するのか。まったく、訳が分からんね。
彼らの言う「集客」とは、要するに、アクセスを上げるということなのだ。それなら、「集客の提案」と言わずに、「アクセス増の提案」と言えばいいのに。
それでも、はっきりと「これこれこういうサービスを提案します」と言ってくるところはまだましである。「どんな対策をしてますか」とか「何かされてますか」などと、いちいちこちらが調べられるのにはウンザリだ。もう少しましな営業はできんもんかいなと思う。
彼らはカウンセリングを探している人がたくさんいると言う。ホンマかいな。一人一人数えたとでも言うんかいな。そうじゃないだろう。カウンセリングのキーワードで検索している人の数を見ているだけなのだ。
そういうキーワードで検索するのは、何もクライアントとは限らない。営業の連中だって、そうして検索して僕のところを見つけたんじゃないのかね。営業の人間が検索数を増やしている可能性だってあるだろうに。
とにかく、彼らはカウンセリングの検索数が多いとは言わずに、カウンセリングを探している人が多いと言うわけだ。短絡的に結論づけるような人を僕は信用できないのだ。
仮に、彼らの言う通りで、カウンセラーを探している人が多いとしよう。カウンセラーを探す人は永遠に探し続けるだけで終わるのだ。そういうものだ。そうでなければ行動に移しているはずだからだ。
その人たちが一生検索し続けるのは構わない。その人の人生であり、自由がある。だから探し続ける人はどうぞ死ぬまで探し続けていただいて結構ですと僕は言いたい。その人たちにカウンセリングを受けさせるように力を行使するつもりは僕にはさらさらないのだ。彼らが好きで探索しているのに、どうしてIT業者はそれを妨害するような真似をするのだろう。僕は不思議だ。
こんなことを言うと、多分、猛烈な批判が来るだろうけど、はっきり言って、IT業者は暴力的だ。彼らの提案するものにはどれも暴力的なニュアンスが感じられてならないのだ。面倒なのでここでは詳述しないけど、興味のある人は過去のブログに目を通していただければよい。
ああ、実にくたびれた。午後から夕方まで、銀行に行って、書類を記入し、それを取りに来てもらって、そして電話を立て続けに取って、それだけで終わった観がある。本当にしなければならないことがもっとあったのに、大して捗らずだ。何をやってるのやらだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)