9月19日:計算ばかりして
今日もひどい疲労感や睡魔に襲われている。タバコの本数がいつもよりも増えてしまっている。仕事はあったけれど、それほど忙しいわけでもない。この後は夜勤を控えている。
夜勤を持ち堪えられるかどうかで不安になっている。何度もこういう状況でやってきたのだから、今夜もいつも通りに仕事ができると信じる方が論理的なのだけれど、弱気になってしまう。
僕はいくつかの負債を抱えている。独立して仕事をするとそうなるものだ。金額は4000円程度のものから4万円程度のものまで幅広いが、金額よりも数が多いのだ。今年、春頃に一件終了させて、8月の末にも一件終了した。12月にもう一件終了する予定だ。11月には強制的に一件終わらせる。そして、これはいささか無謀な計画なのだけれど、年内にもう一件終わらせようとも計画している。まあ、最後の分は来年になっても構わないのだけれど。とにかく、この四件が終わるだけでも月々の支払いがラクになる。
あまり経営感覚がないのか、当初計画していた月々の経費の3~4倍の経費がかかっている。それを年内に2倍まで落とすという計画を立てていたのだけれど、2倍までは減らせそうにないな。せいぜい2.5倍といったところだ。それでも大きい。
これらの負債がなければ、カウンセリングの料金も下げられるし、アルバイトもしなくていいようになるのだけれど、当分はまだこの生活、状態が続きそうだ。
今年、四件は終わらせる。頑張って五件終わらせることができればそれにこしたことはないが、ちょっと年内には難しいという様相を見せている。
来年も三件終わらせる。そのうち一件は期限が来て、自動的に終了するのだけれど、後の二件は前倒しで終わらせる。それで全部が終わったわけではないのだけれど、再来年まで残る分はそれほど痛くない程度のものだ。
こうして今年と来年の二年で、八件終わらせる計画だった。今のところ、何とかなりそうではある。これらが終わると、本当にラクになりそうだ。
振り返ると、頭の中で常にお金の計算をしている自分がイヤでイヤで仕方がなかった。でも、どうしてもそういう計算や計画のことで頭が占められてしまうのだ。現実に追い立てられているわけではないのだけれど、あたかも借金取りに追われているような感覚を体験する。何よりもそういう体験から解放されたいというのが正直な気持ちだ。お金のことよりも、そちらの方が大きい。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)