9月18日:酒を飲むよりも
思うところがあり、今日から断酒している。昨日は飲んでしまったけれど、ひどく後悔している。最近は飲む頻度が増えてしまって、それのダメージもある。
疲労感があるとお酒が欲しくなる。でも、飲んで愉しいかと問われると、どうかなと思う。いろいろ考え事をしながら飲むのがいつものパターンで、当然それは独り酒だ。自分ではあまりいい飲み方ではないなと思っている。だからと言って、仲間とワイワイしながら飲む酒も、たまにはいいのだけれど、そんなに好きでもない。
今日は午前のクライアントがお休みなので、朝は少しゆっくりしようと決める。昨夜の酒が残っているとかいうわけではないのだけれど、何だか疲労感に襲われている。
午後からは通常のテンションで仕事をしている。夕方に来られるクライアントの初回面接分のテープを聴き直そうと思っていたのを思い出した。午前をのんびり過ごしたことを少し後悔する。わずかの時間を縫って、適度に飛ばしながら、その面接を聴き直し、記憶を新たにする。そのクライアントの話し方が独特で、分かりにくい箇所がいくつもあるのだ。だから僕が思い違いをしていないかどうか確かめておきたかったのだ。
夕方のクライアントも含めて、今日はそれなりにソツなく面接をこなした感じがある。それぞれのクライアントがそれなりに得るところのものがあれば、それで十分なのだけれど、僕の中では可もなく不可もなくといった仕事をしたような感じが残っている。
いろんなことを考えないといけない。やらなければいけないことややりたいこともたくさんある。酒が欲しくなるのは、それらから逃避したいから、あるいは距離を置きたいと思うからかもしれない。酒を飲むより、それらを一つ一つ片づけていく方がはるかに健全だと思うのだが。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)