8月7日:イヤなことから逃げない

8月7日(水):イヤなことから逃げない 

 

 昨晩は深夜勤務がなしだった。特に理由はないんだけれど、休みを貰った。それで夜はいつもの店に行って、知り合いたちとそれなりに楽しい時間を過ごさせてもらった。昨夜はあまり仲のいいメンバーが少なかったのだけれど、普段あまり話をしない人と話もできて、それはそれで良かったのかと。 

 帰宅は終電間近だった。駅に着いてからは、駅前のコンビニでタバコを一つ購入した。〆のラーメンなんかは無しだ。深夜徘徊はしない。とは言え、自動販売機で飲み物を買って、公園で少し一服した。少々疲れておったのだ。一休みしてから真っ直ぐ帰宅。そう、深夜徘徊は自己を律することが困難になっていることの証明なのだ。自我機能が弱まっていることの証拠なのだ。僕は自分を律して直帰する。 

 

 寝ている間に夢を見た。なんか闘争に参加する夢だ。僕は手柄を立てたのだけれど、応酬を警戒して拳銃を所持したという夢だ。拳銃と言うけれど、玩具の鉄砲みたいなものだった。少し自分を武装した方がよさそうだし、武装するならそれに適したもので武装した方がよさそうだ。 

 

 起床後は、一時間ほど本を読んで、速やかに高槻に向かった。 

 高槻では、今日は延々とパソコンを開いている。「カウンセリングの実際」ページのS氏の事例、3回目面接をすべて書き終える。面接編を含めて14ページになった。これを最初から読み直して校正していき、補足したり削除したりしながら、完成させる。それから公開作業となる。まだもう少し時間がかかりそうだ。 

 その他、本を読んで過ごす。今日、矢田部達郎の『心理学初歩』を紐解いている。すでに半分ほど読んだ。過去にお世話になった本なので、理解も速やかだ。『初歩』とあるけれど、決して「簡単」を意味するわけではなく、今読んでも内容の濃い本だと思う。 

 

 お昼。腹が減ったので何か食べたいとは思う。でも、昼食になるようなものを持参してこなかった。どこかで買うか食べるかしなくてはならない。買った方が安くつくとは限らない。それに買うとゴミが出る。億劫なので外食することにした。餃子の王将だ。ランチを食する。 

 王将では、あれは新人さんだな。注文を取りにきて、その後、配膳してくれた人だ。上の人からあれこれ注意を受けながら仕事をしていた。めげるでないぞよ。 

 

 食事の後、駅の100均ショップへ。一つ必要なものがあったので購入する。午後からの作業(すでに午後を過ぎているのだけれど)で入り用になるものだ。 

 その時に、献血カーが来ているのを見た。そうだ献血しようと思い立つ。一旦、職場に戻り、午後からの作業を一部こなして、夕方近くになって献血に向かう。 

 前回の献血から一年以上空いている。また定期的に献血しようと思う。血液の濃度を調べるために指先に針を刺されるのだな。なんでこんな優しいところから採血するかね。あれが一番憂うつである。今日もプスッと指先を刺された。 

 後は問題ない。採血はけっこう短時間で終わった。僕の一つ前に女性がいた。その女性の方が僕よりも先に献血を始めていたのに、僕の方が先に終わった。血の気が多かったのだな。 

 終了後は椅子に座って飲み物を飲み、景品を受け取り、説明を受け、献血カードを返してもらう。それですぐに退散。喫煙所へ行って一服する。本当はこんなことをしてはいけないんだけれど。15分くらいは椅子に座って、タバコは30分ほど空けないといけないのだが、普通に無視した。 

 職場に戻る。その途中、確かにフラフラする感じがあった。手足が、とくに先端のほうに痺れた感じがある。こんなの、酔っぱらった時の感じと一緒だ。職場に戻って横になればおさまる。 

 職場で横になり、それからこのブログを書いている。先端の痺れ感はまだ少し残っている。まあ、そのうち治まるだろう。 

 正直言って、献血なんて好きでやってるわけではないのだ。本当はイヤなのだ。僕が献血をするのは、僕がイヤなことから逃げない人間であることを僕自身に示したいからである。今日、一つイヤなことから僕は逃げなかった。 

 

 さて、もう少し横になるか。今日も夜勤を控えているので、それまでに体調は整えておかなくては。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

 

 

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