8月31日:『お金を請求される夢』

8月31日(日):お金を請求される夢

 午前中は家の用事のために休みにしていたが、体調は良くない。動いていると、本当に吐きそうになる。常に何かを吐き出したいという気持ちだった。
 昨日に続いて、今日も夢を見た。部分的に覚えている。

(夢―「お金を請求される夢」)
 僕はどこかの施設を利用しようとしていた。受付というか待合室にはたくさんの人が待っていた。使用料はかからないと僕は聞いていたけれど、その施設の職員らしき人が壇上に上がって、「利用料が10万円かかります」と言った。僕はびっくりした。周りを見ると、さも当然というような感じだった。僕はそんな高額なら遠慮すると、こっそりその場を去った。

(連想と解釈)
 月末で支払のことやなんかで頭が占められていたせいもあるだろう。後からお金が請求されるというのは、僕は我慢がならない。だから非常に嫌悪する場面を夢で見たことになる。
 この嫌悪感は一部の支払いと関係がある。IT企業と契約する際に一方的に組まされるリースだ。あれだけは本当に腹が立つ。大抵、5年契約だ。でも、ネットの世界の方が進展が速く、何かを始めてもそれが5年ともたないのだ。5年後にはそれが古くなって、さらに新しい何かが生まれているのだ。IT業者はそこでヌケヌケと新しいそれを始めませんかと提案してくる。そこと契約した5年リースがまだ終わっていないにも関わらずだ。まるでタカリ屋だ。
 だから、もう使っていないものや役に立っていないもののリースを何件か今でも支払い続けているのだ。僕がクライアントに対して不義理を働いてしまっている部分だ。そんなものを抱えているために、値下げすることもできないし、金儲けを考えなければならなくなっている。そんなことをしている自分がたまらなくイヤだ。
 実際、IT企業なんてそれで儲けていただけのことだ。法律を上手く活用して、5年リースを組ませるのだ。こっちにはネットに関する知識も情報もないから、どうしても業者に頼ってしまう。ところがだ。支払に値する何かをしてもらっているという感じはしない。
 このサイトだってそうだ。最初の枠組みだけ拵えて、後は僕がすべてをこなしている。原稿を書くことから、公開すること。いくつかのキーワード対策など。何もやってくれない。月々のデータを送付してくるけれど、そのデータに対しての見解を述べないし、見通しも述べない。せいぜい「先月よりは伸びてますね」と言うくらいだ。サルでも言えることしか言わない連中だ。アタマに来る。
 ずいぶん、不平不満を連ねたけれど、夢で体験した感情は、ちょうどIT業者に対する感情と同じようなものだった。

 僕は、この夢を通して、吐き出したいのはそれだと感じた。業者とその支払に対する不満を抱えているのだということだ。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

(付記)
 何をするにも金がかかる。多くの人は自分が働いて稼いでいると信じているけど、本当に自分で稼いでいるという人は少ない。その人が稼げるのは、会社のネームバリューがあるからだ。経営者もまた、会社のかじ取りをするだけで、現実に稼いでいるのは部下の社員たちである。僕はその数少ない一人になろうとしたけれど、苦労の連続である。
(平成29年2月)

 

関連記事

PAGE TOP