8月13日:あまり欲張らずに

8月13日(月):あまり欲張らずに

 今日から一応お盆休みということになるのだけど、僕はいつもの通りに職場へ。

 無性に本が読みたくて、やたらと読みまくっている。

 その合間を縫って大掃除関係のことをこなす。普段あまりできない所、普段放置しているものなんかを重点的に掃除する。

 一時間本を読んでは、一時間掃除をしてを繰り返す。その間、ずっと音楽をかけている。音楽を聴いて、いいなあと思える。いいことだ。それがなくなったら僕もいよいよ精神病だ。

 夕方、今回の大掃除のメインイベントである窓掃除に取り掛かる。ブラインドを拭いていく。そして窓掃除の準備だけする。今回は二回に分ける。

 窓掃除をしようと思えば、窓の前に置いているものをすべて移動させないといけない。今年は、最初に半分だけ移動させ、半分窓掃除を済ませると、そこで一旦移動した物を元に戻し、それから後半部分の物を移動させて掃除をするという作戦を立てている。

 一度にやってしまった方がラクなんだけど、体力的にキツイ感じがする。それに足の具合がどうなるか分からないので、最初に全部を移動させるのは不安である。途中で足が痛くなった場合、全部を元に戻すというのは気が重い。その場合でも、半分だけ元に戻せばいいと思えると負担がぐっと軽くなる感じがする。

 帰宅して、映画を観る。先週買ったDVDだ。ALプラザの催事場で買った廉価版のDVDだ。もちろんマカロニだ。今回、「風来坊Ⅱ」「ジャンゴ・灼熱の戦場」「夕陽のギャングたち」の3作品に、正規ウエスタンの「真昼の決闘」をチョイスした。

 今日は「風来坊Ⅱ」をまず鑑賞する。なかなか面白かった。マカロニウエスタンDVDコレクション以来のマカロニ作品だったので、テレンス・ヒル、バッド・スペンサーをはじめ、フランコ・レッセルとかダナ・ギア、ベニート・ステファネリなんかの名前を見ると、なんかたまらなくなってきたね。ああ、マカロニの面々だなと、懐かしい感じがした。

 続いて、「ジャンゴ・灼熱の戦場」を観る。これは「続・荒野の用心棒」の20年後の続編という形をとっている。ジャンゴ扮するはもちろん元祖ジャンゴ俳優フランコ・ネロだ。悪役にはクリストファー・コネリーが。加えて、ウィリアム・バーガー(ネロとは「ケオマ」で共演している。本作のどこで登場していたのか見落としてしまった)やドナルド・プレザンスが出演して、なかなか豪華な顔ぶれである。80年代のマカロニは悪役の「悪さ」がグレードアップしているところが特徴的だ(と自分では思っている)が、その分、主人公の活躍にキレがなくなるという欠点も生まれているように個人的には思う。本作は、とても面白いけど、僕はこれをウエスタンとは認めない。ましてやジャンゴの続編とも認めたくない。単独作品、それも「ランボー」のような戦争映画として位置づけよう。

 さて、そんなこんなで今日一日が終わろうとしている。本を読み、音楽を聴き、大掃除をして、映画を二本観ただけの一日だった感じがしないでもない。もっと他のこともできたのではないかとも思うが、あまり欲張ってもいけないかもしれない。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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