7月10日:悪夢の自民勝利

7月10日:悪夢の自民勝利

 

 今朝、参院選の選挙に行ってから出勤する。僕は自民・公明党以外ならどこでもいい。ともかく自民党政権は終わらせないといけない。今の自民党は一時期よりもはるかに堕落しているように僕には見えているのだ。

 しかしながら、蓋を開けてみると、自民の勝利ということになった。少なくとも3年はこの悪夢が継続することになる。

 またチンピラみたいな議員どもが幅を利かせることになるのか。ますます日本はダメになっていくだろう。

 

 今回の投票率は50数%ということであるらしい。つまり、約半数の人はどの政党も支持していないということになる。この選挙は果たして有効だろうか。

 もっと言えば、有権者の半数だけで国のことが決定されてしまうのである。この事態は見過ごしてはいけないのではないか。

 せめて投票率が80%はないと有効とは言えない、と僕は考えている。少なくとも70%は超えないといけない。

 もし、半数の人が選挙を放棄しているとすれば、政権はその人たちの意向を聴く必要はないのである。政権は彼らを無視して差し支えないのである。その人たちは参政を拒否していることになるからである。

 こうして、半数の有権者のさらに少数の人たちに選ばれた政権が政治を牛耳ることになるのだ。茂木議員のように、野党の言うことは聞かないなどと言い出す輩も現れるのだ。というのは、野党はさらに少数派ということになるからである。有権者の数パーセントの意見ということになるからである。取るに足らないものとして退けることも可能なのである。

 

 それとは別に、今の自民党は戦争に加わるだろうと僕は思っている。防衛費が膨れ上がり続けるが、攻めてきたらドンパチやらかすと言っているに等しいことである。ここ数年のうちに、戦場へ自衛隊を派遣するようになるだろう。

 僕は思うのだけれど、今の日本を侵略して外国にメリットがあるだろうか。アホウ氏は「弱いものがイジメられる」と言い放ったけれど、イジメる側になんのメリットもないのであれば、イジメることもないのである。こんな分かり切ったことも分からんのはさすがにアホウ氏だ。

 どうも政治家、それもタカ派の人たちは、日本がそれだけのメリットがある国であると信じているようだ。自国を買いかぶりすぎちゃいないか、と僕なんかは思ってしまう。ひょっとしたら、諸外国は日本なんて眼中にないかもしれないのに。

 まあ、そういうメリットがあるとするなら、それがどういうものなのか教えてほしい気もある。

 

 いずれにしても、自民政権の悪夢が今後とも続くのである。政治なんかあてにせず、自分の生活は自分で防衛しなければならない。それだけは確実である。国民は自分の生活のためにすでに戦争をしているようなものだ。これを招いたのが自民党なのだ。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

 

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