6月9日(水):学び
今週はちょっとヒマ週になりそうだ。今週の予定だったクライアントも来週に変更になった。仕事が来週に集中している。ミスをしてしまわないように注意しなければ。
仕事が少ない分、今週は勉強しようと考えている。今日は、朝の内に2時間ほど時間を作って勉強した。帰宅後、21時半頃から2時頃までずっと勉強していた。もちろん、適度に休憩は挟むけれど、それでも今日はすごく捗った感じがしている。それなりに充実感もある。
僕の勉強法はオール・アナログだ。本を読み、ノートを取る。昔ながらの勉強法だ。僕はそれでいいと思っている。もっと効率的な勉強法があるとしても、僕のやり方を変えない。正確に言えば、効率よりももっと他のことに価値を置いているからそうしているのだ。
最近は本を聞く人が多いそうだ。電子書籍なんかを購入して、それをAIに読ませるわけだ。耳で聞く方が、読む場合よりも、頭に入るなんてことをいう脳学者さんもいるから困ったものだ。頭に入るかどうかは、主体の自我関与度によると僕は信じている。受身的に聞くよりも、主体的に読むほうがより頭に入ると僕は信じている。
読むか聞くかにかかわらず、人は学ぶことが好きな存在だと僕は思っている。学ぶことは本来楽しいことであり、どの人もその楽しさを経験しうると僕は思う。学校の教科が面白くないのは、そこで教えられていること、学んでいることが、現在の実生活に直接的にかかわっていないからである。僕はそう思う。間接的には関わっているのかもしれないけれど、直接に関わるものを学んでいるとは言えないように思う。だから、優等生が後になって勉強したのは親のためであるとか、受験のためだったなどと言うのである。
勉強嫌いの人でも、カウンセリングを熱心に受けることがある。そこでいろんなことを学んだり発見したりするわけだけれど、学びの対象が自分自身に関することであるから、それを楽しいと経験している人も多いと僕は思っている。
僕もまた日々学び取ろうとしている一人である。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)