6月5日:休む

6月5日(火):休む

 今日は休む。それだけは決めていた。定休日だから休む。それだけのことだが、今年に入って5日目の休みだ。そうだ、5月は一日も欠かさず職場に行ってたのだ。

 今日、休むとなると、ついつい夜更かしをしてしまった。朝起きたのも遅かった。

 パソコンを開いて、あれやこれやと作業する。

 午後から近所を歩く。そば屋、薬局、コンビニ、近所でいつの間にか閉店した店たちだ。電気屋、書店、飲食店もかなりやばそうな雰囲気だ。景気は最悪である。

 夜はテレビを見る。例の「ちゃちゃいれマンデー」だ。京都の不思議という特集だった。僕も京都人だけど、京都が大嫌いだという人間だ。景観なんかどうでもいい、高層ビルをジャンジャン建てればいいと考えているような人間だ。それに、京都はもう日本ではなくなったと考えている。こんな人間だから、番組を見ていても、何一つとして共感できないものばかりだった。

 それに続いて「キメツケ」を見る。これを書く二時間ほど前に見終わったのだけど、何一つとして内容がアタマに残っていない。まあ、それだけどうでもいい内容だったのだろう。

 一つだけ、女の怒りの鎮め方というのが印象に残ってるだけだ。例えば、デートの前日、女性が髪を切ったのに、当日、男がそれに気づかないといって女が怒った場合、どう言って女の怒りを鎮めるのが良いかといったものだ。3人の回答者がそれぞれ回答を出していたが、僕の答えはこうだ。「認めてほしいところがあるなら、自分からアピールしてこい」だ。多分、サイテーの対応だろう。

 単に僕の好みの問題かもしれない。髪を切ったことに気づいてもらうまで待つという女性よりも、「髪、切ってん、どう? 似合ってる?」と自分から言ってくるような人の方が好きだ。自分で似合っていると思ってその髪形にしたのだろうし、実際、似合っていると思っているのだろう。そうしたら、それをアピールしない方が僕には不思議だ。

 僕の見聞した限りでは、そういうことをできる女性は男からよくモテるものだ。リアクションしてほしいところを女性のほうからアピールしてくるので、男は付き合うのがラクだと感じる。こういう女性に対しては、どういう言葉をかけていいかで思い悩むことが少ない。彼女の方から「こういう言葉をかけて」っていうサインを送ってくれるからだ。

 人から褒められないと嘆く人もいるけど、その人は褒められ下手なのかもしれない。褒められるのを待っているだけの人なのかもしれない。褒めてほしいところを自分から相手に見せていくことをしないのだと思う。あんまりそれをやり過ぎると、図々しいとか、なんとか、いろいろと悪いイメージが生まれるかもしれないけど(本音を言うと、そんなことはないと思っている)、多少はそういうことをしてみた方がいいっていう人もあるものだ。

 さて、テレビの後は、パソコン内の文章を読み直す。公開していないブログがあちこちに散らばっているので、それを一箇所に集めて、一応、全部読み直しておく。誤字脱字等があれば修正する。それで、今日、この後、公開作業に入ろうかと考えている。今日も徹夜覚悟をしておこう。

 休むと覚悟を決めていたのに、あんまり、休みになってないな。

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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