6月10日(水):汲み出す
今週は今日がやや忙しく、明日が少し余裕があり、土日はそれなりに予約が入っているという状況だ。いささか身体が重い。怠い感じがある。夕べの飲み過ぎにも原因がある。
昨日は夕方から飲み始めた。ビール大びん2本、チューハイ4杯、ウイスキー2杯、カクテル2杯といったあんばいだ。ちょっといつもより量が多い。それにどういうわけか全然酔いが回らなかった。その前の2日間があまり眠れなかったので、睡魔に襲われてお開きにしたという感じだ。
最初のビールは食事と兼ねてのものだった。それから知人と会って、はしごをしたのだが、最後は行きつけのバーで飲んだのだった。
今朝、二日酔いというのとはまた違った感じで目覚めた。いや、よく寝たという実感があった。寝過ぎた時のけだるさの方を強く感じた。
しかし、日々の生活はうまくいかないことが多いものだ。そんな中で、微力であれ、少しでも良くしようとは思う。いろいろ書き残したいことも多く、昨日は4テーマ書き上げた。A4で20枚ほどを一気に書いた。公開する予定は、今の所、ない。公開はいつでもできるけど、書くことは今しかない。今考えていること、思いついたことは、今書いて残しておかなければ、消え失せてしまうことがあるからだ。
僕の中から生まれたものは、それが夢であれ記憶であれ、考えとかアイデアであれ、少しでも失いたくはないと、そんな気持ちが最近は特に強い。うかうかしていて失われたものがどれほどあるだろうかと、そう思うと僕は激しい後悔の念に駆られる。
一人の個人には汲みつくせないほどの内容がある。宇宙といってもいいかもしれない。僕の中にもやはりそれがある。少しでも汲みだせるものは汲みだしたいと思うのだ。消え去ることはないと僕は信じているけれど、今意識に上ったものを放置しておくと、それはまた遠くの方へ行ってしまうかもしれない。次にいつ出会うかなんて分からない。だから、その時々を、その一瞬ごとをもっと大事にしたいと思う。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)